続・言葉によるブレーク・スルー

「喫茶店」から「カフェ」へ。
そんなお話を、前回しました。

呼び名を変えることで、印象を変えます。
言葉によって目先を変えていき、新たに需要を喚起するわけです。

つまり、言葉によるブレーク・スルー。
そういうことです。

 

こういったことは、どの分野でも傾向が見られます。
例えば、音楽。

ロックひとつとっても、プログレッシヴロック、グラムロック、フォークロック、ハードロックなどなど、様々なジャンルに分けられています。
そして基本的に音楽のジャンル分けは、商業ベースに乗っています。

ジャンルを分ける事によって、その対象を明確にすることが出来るわけです。
消費者側からすると、わかりやすい、ということです。
商業的に、呼び名を与えていくと言うのは、有用なんですね。

でも、じゃあ本当にわかりやすいのか?というと、そうでもない。

例えば、ハードロックとヘヴィーメタル。
ヘヴィーメタルって、ハードロックから更にジャンル分けされました。
基本的には従来のハードロックに比べ、音が歪んでいて重厚感のあるサウンドを、ヘヴィーメタルと呼びます。

でも、じゃあどこまでがハードロックで、どこからがヘヴィーメタルなんだ?って話になると、非常に曖昧。
区別は、ハッキリしないんです。

でも、そういったジャンル分けって、こだわる人には非常に重要な呼び名であり、こだわらない人にはどうでも良い呼び名なんです。

そうやって新たに呼び名を与えることで、話題を作り、今までそこに関わってきた消費者の心を、新たに惹きつけます。

 

最近、こういった傾向が最も顕著なのが、世間の一部の間で有名な「情報起業」とか「情報商材」って言葉。

本来、情報を売って商売している人間なんて、それこそ昔からいますし、情報をカタチにして売っている人も、昔からいます。

ただ、それをある程度の条件で枠を括って、ひとつのジャンルにする。
そうやって言葉で消費者の目先を変えることで、カタチにしたらいくらにもならない程度の商品の値段を、吊り上げることが可能になるわけです。

 

昔から存在するモノゴト。
そんなモノを良く見ると、所々“何となく”色合いが違ってみえます。

で、その“何となく”を言葉で括って新たにジャンルを与える。
実体のないモノに、言葉によって実態があるかのようにしてしまうんです。

言葉によるブレーク・スルー。
そうやって、需要を喚起していくのがビジネスのひとつの手法です。

 

でもね。
ビジネス・リーダーであるアナタは、言葉の表層ではなく、本質がどこにあるのかを見極める必要があります。

で、その本質と表層を見極めたうえで、何に乗って何に乗らないのか。
そんな自分の立ち位置を判断していくわけです。

言葉を利用するのはアナタであって、決して振り回されてはいけない。
そういうことです。

ps:

とりあえず今日は、腹筋なんてやってみようかと思います。
理由は特にありませんので、やっぱりお気になさらずに。


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post by ノリユキ at 10:40 | コメント・トラックバック(0)

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