マニュアルは、綿棒じゃなくて耳カキ

intro:

七夕だった昨夜は、あいにくの曇り空。
一流のワルで名の通った私は、心配で心配で、知人みんなに電話をかけまくって、聞いてみました。

「織姫と彦星は、無事に会えたかなぁ?」

でも、そんな話をすると「夜にわざわざ電話してきて、用件はそれだけか?」って、みんな怒り出すんです。

どうやら日本も世知辛い世の中になってきたようですぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

main:

仮にアナタが、複数の人を集めて仕事をするとします。

でも、事前に何の取り決めもなく仕事をやりだしたら、きっと収拾がつかなくなる。
各人が自分勝手に行動されたら、たまったもんじゃありません。
アナタはこの5人に、足並みを揃えて作業をしてもらわないと。

ただ、ずっと一日中彼らに目を光らせていたって、疲れるだけです。
多勢に無勢ですから。

ということで、きっとアナタは彼らに事前に“取り決め”をするはず。
あらかじめ予測できる事態を想定して、“やり方”や“ルール”を作るわけです。

で、彼らにはそれに従ってもらう。
足並み揃った仕事をしてもらうためにね。

人が複数集まって1つの目的を達成しようとする場合、メンバー1人ひとりの行動や精度を調整しなければいけません。

で、予測できるモノゴトを事前に調整する役目を果たすルール。
これを、通常「マニュアル」って呼びます。

だからマニュアルって、凄く大切なんです。

 

でも人間って、何もかもを事前に予測できるわけじゃありません。
おまけに、物凄い数のマニュアルを作ったって覚えきれませんし、守りきれるわけもありません。

結局のところ、予測不可能な事態は、その都度調整していく必要が出てきます。
で、そんな時に必要になってくるのが、アナタ。
この仕事のリーダーである、アナタがその役割を担います。

つまりリーダーって、集団の中の“事後調整”の役割を持っているわけです。
事前調整がマニュアルで、事後調整が上司の役割。
そういうことです。

 

だからね。“リーダーのためのマニュアル”って、役に立たない。
一体何がしたいわけ?って、そんな感じです。

 

事前調整がマニュアルで、事後調整がリーダーの役割。

ということは、マニュアルが充実した会社って、事前調整が進んでるんで、事後調整の割合が少なくなります。
逆に、マニュアルが充実していないと、事後調整が大変。

つまり、所属する組織によって、リーダーの役割って全く違ったものになるわけです。

例えば大手チェーン店なんかは、多店舗展開するために、マニュアルが充実してきます。
店舗設計からサービスや商品まで、各店舗によって全然違うんじゃ、話になりませんから。

で、そんなマニュアルの充実した会社の店長をやっていた人間のノウハウが、そうでない会社の店長の役に立つわけがない。
もちろん、その逆も同じこと。

つまり、所属する組織の環境によって、同じ管理職、同じ上司、同じリーダーであっても、全く違ったノウハウが必要になる。
そういうことです。

 

巷にあふれるリーダーに関する本でマトモなやつって、最終的に原則論になるんです。
それ以上は書けない。

細かいハウツーやノウハウに関した本や教材って、狭い狭い特定の条件でしか通用しません。

要するに、細い木の先が小さなスプーンみたいになっている、そんな耳カキみたいなもんなんです。
それでご飯がすくえるわけでもないし、もちろん綿棒みたいに耳カキ以外になんて使えやしない。

ps:

上司や部下の抱える問題って、その組織の環境に合わせて考えていかないとダメだって、そういうことなんですぜ。

今って、あまりにそれを無視しているモノが多過ぎる。
って、そんな感じです。


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post by ノリユキ at 10:40 | コメント・トラックバック(0)

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