一体どこからどこまでが
intro:
昨日・一昨日の私は、フジテレビの「25時間テレビ」を見ていました。
もちろん仕事がありましたから、見れない時間帯はきちんとビデオに撮ってあります。
それが一流のワルで名の通った男のやり方です。
ただし、気になることが・・・
フジテレビは例年「27時間テレビ」なのに今年は「25時間」。
これって、予算がとれなかったってことなんでしょうか?
例の買収騒ぎの決着で、フジはライブドアからニッポン放送の株を買い取りましたが、その莫大な費用の影響で経費削減なんですかね?
堀江社長も出演して走らされたりと、結構番組に貢献してましたけど、あれもひょっとして
「堀江しゃちょぉ~。今回予算がないのは社長にも責任があるんだから、協力してよぉ~。」
なんて出演交渉されてたりしたんでしょうか。
一流のワルは、気になって気になって、夜も眠れませんぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
main:
2年ほど前に発行されて数十万部のベストセラーになった「ユダヤ人大富豪の教え」(本田健著)の中で、こんな話があります。
主人公の青年はユダヤ人の大富豪に、3日間で原価1ドルの電球を1000個売ってくるように言われました。
もちろん、普通に売りに行っても門前払いを食らうことになります。
そこで主人公は、発想を転換。
老人ホームに向かい、警備員の目をかいくぐって訪問し、
「ボランティアで電球を替えるサービスをしています。お宅の電球は無料で交換します。代金は電球分だけでかまいません。」
というトークによって、電球を売ることに成功します。
この話を読んで、「なるほど」と思った人も多いと思います。
単純にモノを売ろうと思ってもなかなか売れません。
欲しいものは既に持っている、そんな時代ですから。
発想の転換が必要なんです。
・・・って、多くのビジネス書で言われています。
でもね。気が付いた人っていますか?
もう一度書きます。
この主人公は、1000個の電球を3日間で売るように言われます。
で、主人公は老人宅を訪ね、「電球分だけの代金で、電球を無料で取り替えるボランティアをしている」と言って、売ることに成功しました・・・
本来の目的と、顧客に向かって話す内容に、差異があります。
要するにこの主人公は、顧客に対して“ウソ”をついてモノを売った、というわけです。
リアルにこの話を想像してください。
まず、警備員の目をかいくぐって老人ホームを訪問します。
住居不法侵入の可能性がありますが、アナタにはそれが平気で出来ますか?
アナタはモノを売るためだったら、顧客に平気でウソをつけますか?
電球を売ることが目的なのに、ボランティアで電球の無料交換をやってます、って何の罪悪感もなしに言えますか?
この売り方って要するに、法律に引っかかるかどうかというスレスレの行為なんです。
販売目的を隠蔽して勧誘する行為は違法行為ですし。
売り方に限って言えば、今問題になっているデート商法や悪質リフォーム業者に近いものがあります。
このエッセイって、ビジネス系です。
なんで、もちろん倫理観は大切ですが、単純に倫理観だけでモノゴトを訴える気など私には、更々ありません。
私が言いたいのは、ビジネスってリアルだってことです。
そこに気をつけなきゃいけない。
ビジネスに限らず世の中って、リアルにエグさと隣り合わせになってます。
上記の物語では、主人公は電球を売った老人にそのあと事実を話して賛同を得ていますし、もちろん売った電球は粗悪品でもなんでもありません。
だから、誰も傷つきませんし、社会的に問題になる行為ではないことがわかります。
つまり、ウソというよりは“演出”なんです。
でも、一体どこまでが“演出”で、どこからが“ウソ”になるんだろうか?
絶えずその問いかけは、必要です。
最近、平気で“ウソ”をついて商売している人が多いような気がします。
で、そんなウソを「マーケティング」って言葉で包んで、自分の心を納得させています。
「マーケティング」だとか「自由」だとか。
そんなキレイな言葉で包んであげると、言っている側の人間ですら、事実とウソの境目がわからなくなるんです。
だから、もう一度言います。
一体どこまでが“演出”で、どこからが“ウソ”になるんだろうか?
絶えずその問いかけは、必要です。
ps:
昨日、フジテレビの「25時間テレビ」のフィナーレで、笑福亭鶴瓶さんが言ってました。
「客よし 店よし 世間よし」
これ、近江商人の「三方よし」(買い手よし 売り手よし 世間よし)ですね。
良い言葉です。
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post by ノリユキ at 10:30 | コメント・トラックバック(0)