引く技術

intro:

モノゴトに対して常に前向きな私は、薄くなった額の産毛を見逃しません。
もちろん、1本でも薄っすらと生えていたら、その日一日は、ずっと勝利者の気分です。

「これで俺も、数ヵ月後にはフサフサだな。 ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・」

で、そんなことを何年も前から毎月やっています。
だから、髪の毛は薄くなる一方でも、いつだって私は幸せな気持ちでイッパイなんですぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

main:

日本に多いタイプのリーダーって、要するに組織を引っ張るんじゃなくて、組織全体の意見を“代表”する、そんなタイプが多いわけです。
でも、みんなの意見を束ねるって、結構大変。
人の考え方や意見って、いろいろですから。

意見の違いによって対立が起こります。
部下1人ひとりの意見を聞くことは出来ても、それら様々な意見をどう統括していくかって、非常に難しいわけです。

例えば部下の間で、AとBに意見が分かれたとします。
これをアナタの考えでAの意見を採用した場合、Bを指示する部下達に角が立ちます。
下手をすると、アナタ自身が反感を持たれます。

もちろん、これは多数決で決めても同じです。
勝った方は、負けた方に対して優越感を持ちますし、負けた方は腹に一物を抱えます。

今後の利害関係や派閥抗争は、当然のごとく激化していきます。

要するに意見に対立が起きた場合、当事者にしてみれば、それは勝った負けたの話なんですから。

 

そこで登場するのが、“調整型”リーダーです。
このタイプのリーダーって、組織の和を保ったまま、部下達の様々な意見を調整していく能力に長けてます。

調整型のリーダーって、部下達が意見を言い合うのを拒みません。
でも、絶対に争いを表面化させない。

 

そしてそれは、“引く技術”。

 

対立する意見を、勝った負けたで終わらせません。
勝者を決めるのではなく、どちらかに勝ちを譲ってもらうんです。
つまり、劣勢者に引いてもらうわけです。

調整型のリーダーはAのところに行って、こう言います。

「悪いが今回は、Bに勝ちを譲ってもらえないか?」

ってね。
もちろんコレは、命令ではなく、相談です。

で、妥協点を見出す。

そして次にBに対して、言うわけです。

「今回は君達の意見を採用しようと思う。ただそれじゃあAは黙ってないだろうから、Aの意見の〇〇だけは君の方で飲んでもらえないだろうか。」

こうやって、対立する意見を調整していきます。
決して表面上で勝負を決しない。
白黒をつけるんじゃなく、常に灰色に保っておくわけです。

 

で、ポイントは単に対立するどちらかに引いてもらうだけじゃ、ありません。
リーダーである自分自身も引くんです。

格上なのに、決して部下に対して上段で構えません。
格下の部下のところへ、わざわざ出向くことだって、はばかりません。

そして部下に対する言葉って、決して命令ではなく“お願い事”なんです。
そうやって部下達に引け目を感じさせます。

でね。それでも相手が引いてくれない場合、調整型のリーダーって最後にドスをきかせます。

「俺の頼みが聞けないってのか?」

ってね。

(続くぜ)

ps:

夏が暑いのは当然ですが、私の家のエアコンは温度調節が苦手のようです。
エアコンを付けていると終いには寒くなるので、設定温度を上げると、なぜか止まってしまいます。

仕方がないので、寒くなったら切る。暑くなったら付ける。を繰り返しています。
なんだか、そんな私がいじらしく感じる今日この頃。

いま、エアコン切りにゆきます。

post by ノリユキ at 10:30 | コメント・トラックバック(0)

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