なぜ、楽して金儲けができないのか?
そう言えばしばらく前に、「楽して儲かる」的なキャッチフレーズが氾濫していた時期がありました。
が、「楽して儲けたい」という人間心理は、一時的なものではありません。
古くから現在に至るまで、そんな甘い誘惑は、暗闇から延々と私達に手招きし続けているのです。
しかし残念なこと、そんなうまい話はありません。
だって、金儲けは楽じゃないんですから。
総量は決まっているのに、皆がより多くのお金を得ようとします。
だから言ってしまえば、金儲けとはお金の奪い合いです。
競争なんです。
競争であれば、それを得るためには、それなりの能力と努力と工夫が必要になってきます。
で、一体その金儲けのどこが楽だというんでしょう?
金儲けって、楽などころか大変なんです。
ただ、もう1つ。
実は、楽して金儲けが出来ない理由が、もう1つあります。
それは、人の心の内側に隠れていて、なかなか自覚できない代物です。
「お金持ちになりたい」とは、誰もが思うことです。
見栄や体裁を考えなければ、「大金が欲しい」と思わない人はいません。
・・・と、誰もが思っていることでしょう。
しかし、それは凄く表面的な認識です。
実は、ほとんどの人が大金が欲しいなんて思っていないんですよ。
いや、ホントです。
では試しに、メチャクチャ贅沢ってわけではないけれど、そこそこの生活をイメージしてみてください。
例えば、まあ月に2回くらいは外食が出来て、普段の生活でも食べたいものは結構食べれたり。
たっぷりある休日は旅行に行ったり、映画を観たり、昼でゴロ~ンと寝転んでみたり。
もちろん、欲しい家電や車なんかも普通に手に入って。
これから一生、衣食住には困らず、医療費も養育費も気にならない生活です。
で、そんな生活が、働かずともお金がなくとも手に入るとしたら?
大層な贅沢を望まなければ働く必要もありませんから、煩わしい人間関係からも開放されます。
嫌な仕事はしなくても良いですし、趣味や娯楽に費やす時間もたっぷり。
どうです?
金銭的に不安のない生活を、お金を稼ぐことなく出来るとしたら?
それで結構十分だって人が、ほとんどじゃないんですかね?
要するに、金儲けがしたいんじゃないんですよ。
不安を取りのぞき、ある程度の欲が満たせる様な生活がしたいだけ。
つまり、楽になりたいだけなんです。
我慢したり苦労したりすることなく、不安のない生活。
私達のほとんどが求めているのは、金儲けじゃなくて、楽な生活なんです。
ただ私達は、楽な生活を保障してくれそうな代名詞を「お金」に当てはめているだけなんです。
ですから、楽して儲けたいと思っている人に、金儲けすることは絶対に出来ません。
だって、先にも言った通り、お金儲けは楽じゃないんですから。
楽をしたいだけの人に、お金儲けをする努力ができるはずがありません。
望んでもいない現実を、どうやって手に入れるというんでしょうか?
あるとすれば、それは単なる偶然です。
偶然以外の何ものでもありません。
いいですかい?
望んでもいないものを手に入れようとする本末転倒ぶりは、火傷の原因を作り出します。
楽がしたいだけなのに金儲けをしようとするから、うまい話に乗って、逆にお金を手放す側に回ってしまうんです。
本当にお金儲けがしたいなら、とっくの昔からアナタはそのための努力をしているはずです。
寝食を惜しんで、働いてお金を稼いでいるはずなんです。
しかも、喜んでね。
うまい話に乗ってしまう前に、人は自分の本当の気持ちに気づくべきです。
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post by ノリユキ at 11:20 | コメント・トラックバック(0)


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