注意事項は1つずつ
日常的に上司は、部下に対して「注意事項」なるものを与えます。
部下がその業務に慣れているのであれば、その注意事項はあってもひとつふたつで済みます。
しかし、不慣れな業務をやってもらう場合は、伝えるべき注意事項はいくつにも増えますよね。
ましてや新人となると、職場そのものにも不慣れですから、目が離せなくなります。
さて、ここで注意しなければならないのは、
「部下に注意事項を、同時にいくつも与えてはいけない」
ということです。
ハッキリ言って、人に注意事項を5つも6つも与えたところで、出来るわけがありません。
仮に5項目の注意事項をまとめて与えても、やる側はその内いくつかを省いて仕事をしてしまいます。
そんなに人間は、お利巧さんではないのです。
出来ないものをやらせておいて、「言っただろ!どうして出来ないんだ!」なんて怒り出すのは、お門違いです。
注意事項は1つずつ与えてください。
1つ出来るようになったら、また1つ注意事項を与える。
その繰り返しが必要です。
同時に注意事項を与えなければならない状況下では、3つが限界と心得ましょう。
仮にOJTで新人に1つの業務を教えるとします。
覚えなければならないことが20項目。
この20項目が全てクリアできたら、その業務に関しては1人前です。
ところが、毎日毎日この20項目を同時に並べ立てて教えていっても、一向に新人が覚えられないということは、何となくわかると思います。
そこで教育方法として、この20項目を難易度に分けて与える。
例えば以下の様に3段階にして。
Cレベル8項目
Bレベル7項目
Aレベル5項目
Cレベルがこなせるようになったら、Bレベルに挑戦させ、それがクリアできたら、次はAレベルにもって行く。
通常、会社の教育の仕方といったら、これが一般的ですね。
けれども、この教育方法で勝ち残っていく従業員は「要領の良い人」です。
決して「仕事の出来る人」とイコールではありません。
「仕事の出来る人」になるまでには、このやり方は結構\時間がかかるものなんです。
教えなければならない項目は、出来るだけ細分化して伝えましょう。
できれば1つずつ、多くても3つと心得て教えてください。
そうすると結果20項目教えずとも15項目程度で1人前になったりするんですね。
面白いものですね。
残りの5つは、「経験則」によって教わる前に体得していたりします。
1歩ずつ前に進ませてあげると、必ずその進歩は「加速」していくんです。
「どうしてお前は、いつまで経っても仕事が覚えられないんだ!」
なんてイライラする前に、教え方を変えてみてあげてください。
ひょっとするとその部下は、「仕事が出来ない人」なのではなく「要領の悪い人」だけなのかもしれませんよ。
なぜ部下に対して注意事項を1つずつ与えた方が良いかというと、「仕事」というものは大きく分けて
「作業」にあたる部分
「創造」にあたる部分
があるからです。
そしてその大半は、「作業」によって占められます。
組織が、そして上司が考えなければならない「教育」とは、この作業の部分を個人レベルでいかに
「自動化」
してやれるか、という事なんです。
話が長くなりそうなんで、詳しくは次回に譲りましょう。
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post by ノリユキ at 10:40 | コメント・トラックバック(0)