型にハマった自由

intro:

今でこそ一流のワルとして世間から恐れられている私ですが、一昔前までは、知り合って半年過ぎた彼女の手すら握れない、そんなウブなヤツでした。

そう言えば、あの時の彼女はタバコの匂いが染み付いた私のシャツにそっと寄り添いながら、こう呟いたことがあります。

「アナタの生き方が好き」

その時にふと目に止まった真っ赤な花のつぼみを、私は今でも覚えています。

って、やっぱりパクリ入ってます、赤いスイートピー by 松田聖子。

ちなみに自慢じゃありませんが、「アナタの生き方には、付いていけない」ってフラれたことなら、あるんですぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

泣いていいですか?

main:

型にハマった生き方はしたくない。

って、みんなそう言います。
でも本当は、型にハマって生きていきたい。
人って実は、そういう生き物です。

他人の敷いたレールの上を走っているだけの人生なんて、イヤだ。

って、みんなそう言います。
でも本当は、そんなレールが1本しかないからイヤなんです。
人って複数の選択肢があれば、喜んでどれかのレールの上に乗りたがります。

型がなければ、心許ないんです。

典型的なのは、やっぱり占い。
血液型占いなんて、たった4種類の型に自分や他人を当てはめて、「当たってる、当たってる!」って、みんなが大喜びです。

ファッションにしろなんにしろ、「〇〇系」って系統立てて、その型にはまろうとします。
主流という型から逸脱したニートや不良にしたって、ニーとはニートらしく、不良は不良らしく。

みんな、型にハマった自分が大好きなんです。

 

そう言えば、年末にかけての手帳売り場。
あの手帳選びも、自分を型にはめてみる行為です。

だって、正直言えばアナタにピッタリの手帳なんて、売ってるわけがありませんから。
手帳って、スケジュール管理や目標管理、メモなどに関する標準化された携帯ノートです。

でも、本来であれば仕事内容や個人の趣味趣向、考え方やクセは人それぞれです。
100人いれば100種類の手帳が必要になるはずです。

にもかかわらず、そんな標準化された何種類かの型をみて、どの型にハマろうかと楽しそうに考えるのが、手帳選びです。

みんな、型にハマるのが好きなんです。

 

いいですかい?

型にハマって生きるのが、悪いわけじゃありません。
型を選択できないのが、息苦しいんです。

レールの上に沿って生きるのが、不自由なんかじゃありません。
歩くレールを選択できないのが、不自由なんです。

そこんとこを勘違いしちゃいけません。

人は、真っ白のノートに自分自身を書き込んでいく事が、不得意なんです。
空白だけの紙面に何かを書けと手渡されても、戸惑うだけです。
逆にそれが、不自由だったりします。

上手く、そして効率よく書き込んでいくためには、罫線や見出しが必要です。
型が必要なんです。

型にハマって生きることが、息苦しい。
そう感じるのは、それが悪いことなんだって既成概念に縛られているからです。
型がアナタを縛っているわけじゃ、ありません。

それに気が付けば、ちょっとは今の自由を満喫できます。
ホントは今いる場所でも、大きく手を振ることだって、飛び跳ねることだって、アナタが望めば出来るはずです。

ps:

ちょっと小難しい言い回しですが、コードを逸脱することに挑戦するのが「創造」です。
ですから、コードから逸脱した人間を肯定的に見るならば、彼らは天才であり芸術家ですが、世間一般に見れば単なる変人です。

変人扱いされるのもイヤだけど、型にはまりたくないなんて、それは単なる甘えでしかありません。

post by ノリユキ at 12:32 | コメント・トラックバック(0)



コメント・トラックバック

トラックバックURL:

コメントRSS

コメントする

ココだけの話ですが、コメントは管理人の承認後に表示されます。
また、コメントに対する管理人からの返答は期待しないで下さい。
ゴメンよ、ハニー!

管理人にのみ公開されます