パレットの中の絵の具
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例えばここに、5色の絵の具があります。
色は、赤・青・黄・白そして黒。
さあ、イメージしてください。
アナタはパレットを広げ、そこにこの5色の絵の具をイッパイに垂らします。
そして、筆を手にとって、その5つの色をグルグルっと数回かき混ぜます。
そのパレットの中の絵の具。
そこが、私達の住む世界です。
青い色そのまんまの部分もあります。
真っ黒な部分もあります。
赤と青が混ざり合った部分もありますし、青と黄が混ざり合った部分もあります。
3色や4色が同時に混ざり合った、そんな部分だってあるわけです。
色はたった5色だけじゃ、ありません。
いろんな色が、色んな形で。
そんな複雑な世界が、私達の住んでいる世界です。
だから私達の住むこの世界は、多くの問題を抱えています。
普通、私たちはパレットの中にいて、いろんな色の、いろんな形の絵の具にまみれて生きています。
だから今いる場所がどんな所なのか、それに全く気が付きません。
ただ極稀に、そんな絵の具の色に気が付く人がいます。
まるでパレットの外側から、絵の具を眺めるかの様に。
そんな人は、このパレットの中の絵の具に、「赤がある」とか「黒い部分がある」と気が付いたりします。
世の中の、凄くシンプルな部分を見つけられる人です。
そんな人が見つけた赤色や黄色を世間では、「法則」だとか「公式」の様な名前で呼んでいます。
だからそんな成功法則や問題解決法って、本当にあるのかもしれません。
知らんけど。
でも、現実の世の中って本当は複雑です。
だから、そんな法則を知ってる人たちは口を揃えて、「世の中はシンプルに出来ている」って言うんです。
そう言わなきゃならないのは、本当は世の中が複雑だからです。
本当にシンプルなら、あえて「シンプルだ」って言う必要なんかありません。
そして、そんな本や教材が売れるはずもありません。
パレットの中の絵の具を、スプーンですくってみる。
そのすくった絵の具が、アナタの抱える“問題”です。
小さな問題と大きな問題。
それは、スプーンの大きさと一緒です。
小さなスプーンですくえる絵の具って、ほんの少しです。
そこにある絵の具の色は、赤だけだったり黒だけだったり。
だから、そんな問題はスグに解決できます。
とってもシンプルなんです。
小さな問題って、小さなスプーンですくった絵の具と一緒です。
でも、大きなスプーンでパレットの中の絵の具をすくってみる。
スプーンの上には、いろんな色がいろんな形で混ざり合ってます。
だからアナタが抱える大きな問題って、複雑なんです。
決して、“赤”という法則だけで解決できませんし、“青”という公式でも解けません。
一見似通った解決法を使ってみても、微妙に色合いが違ってて役に立たなかったりします。
赤と青の2つの法則を一緒に使ったところで、それが紫色の問題を解く法則とは限りません。
アッチを立てれば、コッチが立たなくなります。
取り組めば取り組むほど、深みに嵌っていったりします。
世の中って、複雑に出来てるんです。
決してシンプルなんかじゃ、ありません。
複雑なこの世界の中で、正解を導き出せることって、ほとんどありません。
赤でもなく青でもない、黄色でも白でもありません。
その絵の具の色を、なんて答えたら良いかなんて、誰にもわからないんです。
だって正解なんて、探したってどこにも見つからないんですから。
正解が見つからなくて、それが正解です。
どんなに正しい答えを探してみても、それで全てが解決されるわけじゃ、ありません。
問題は一時的に解決できるだけの話です。
いずれ別の問題が降りかかってきます。
アナタの答えの中に、更なる問題が含まれてるかもしれません。
だからアナタの答えが、〇か×かなんて、どうでも良いんです。
いつまでも頭を抱えて悩んでいる必要も、後ろを振り返ってばかりいる必要も、ありません。
私達に出来ることって、目の前にある問題に、ただ答え続けることだけです。
大切なのは、アナタがその問題に“答えた”という事実だけです。
その答えが正しかったのか間違ってたのかなんて、関係ありません。
次から次へとアナタの目の前には、問題が転がってきます。
その問題って、常に辛辣だとは限らず、小さかったり優しかったりします。
そして時には激しく。
で、その問題に繰り返し繰り返し、アナタは答え続けていく。
その繰り返しが、「生きる」ってことです。
だからね。
アナタが抱えている問題に正解が見つからないからと言って、いつまでもクヨクヨしている必要なんて、全くありません。
まずは、その問いに答えなさい。
ps:
今日のお話は、いつまでもナヨナヨしている私の髪の毛に向かって、言ってます。
細く弱々しい私の毛根に、活を入れてるんです。
思いっきり励ましてます。
だから、いつまでも力強く生き続けるんだ、俺の髪の毛。
post by ノリユキ at 12:18 | コメント・トラックバック(0)
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