反速読考

intro:

周知の通り先日、ヒューザーの社長が詐欺の容疑で捕まりました。

で、私はそのニュースをラジオで知ったんですが、どうしたことか聞き間違いをしてしまった様です。
どうやら前後の別のニュースとゴッチャになって理解していたみたい。

もちろん一流のワルで名の通った私は、そんなことにしばらくの間、気づきもしません。
得意満面に、自分の知人にご披露します。

「あのさ、ヒューザーの小嶋社長が女子高生のスカートの中を盗撮した容疑で、捕まったんだってさ。知ってる?」

「え?マジ!?」

「あれ?そんなことも知らないの?情報不足だねぇ」

「いや、詐欺で捕まったってのは知ってたけど・・・」

「え・・・?」

一流のワルで名の通った私はガセ・ネタに振り回されやすい、そんなお年頃です。
でも一番のガセは、私が「一流のワル」だというネタなんだってことは、気がついていても言っちゃいけませんぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

main:

情報は多ければ多いほど良い。
そう思っている人って、結構います。

確かに、その側面はあるわけで。
でも、多ければ良いって、一概には言い切れません。

情報には“処理”が伴いますから。

人はその処理能力の範囲内でしか、情報を活用できません。
自分の処理能力を超えてしまえば、情報なんてゴミと一緒です。

だから問題なのは、処理能力です。

 

情報を多く収集する目的で、速読を学ぼうかと考える人が結構います。
別にそれはそれで構いませんが、速読は万能じゃありません。

例えば私達が見ている光景は、正確ではありません。
現実と寸分違わない景色を私たちは見ているわけではなく、それに近い景色を見ているんです。

なぜって、視覚情報を脳が処理しきれないためです。

つじつまを合わせたり、省略したり。
情報を歪ませることで、情報量を処理範囲内に収めます。

だから、多読って危険を伴います。
速読を売りにしておきながら、その考察力が稚拙だったり、引用する情報に間違いが多い人っていますが、それはそのせいです。

自分の頭で考えちゃいないんです。

文章の読解力を調べた実験があります。
その文章には、一文だけ矛盾する内容が忍ばせてありました。
でも、多くの人がその矛盾に気が付かないという結果が出てます。

人は、思い込みで文章を読んでいきます。
だから、文章に書いてあることを正確に理解し把握する人って、実は少ないんです。

特に「小見出し」のある文章では、その見出しの意味を頼りに文章を読み進めていくので、その傾向が大きくなる。
速読法で目次や見出しに目を通すことを強調するものがあるようですが、危険な側面もあるということは、知っておいて損はありません。

モノゴトには一長一短があって、万能なものってありません。
ですから、速読の素晴らしさばかりをお話しする人って、要するにその速読法を売っている人たちか、その情報に振り回されているだけの人です。
それ以外の人って、必ず速読と熟読の両方の良さと欠点を説きます。

 

「良書を読むための秘訣は、悪書を読まないことだ」

これは以前紹介した、ショウペンハウエルの言葉です。
一番手っ取り早いのは、悪い情報を受け取らず、良質な情報だけを受け取ることです。

でも、その選出って難しい。

だから、1つの情報を腰をすえて解釈していくことが必要です。
時間をかけて情報を処理していく能力を、訓練することが大切なんです。

何が良くて、何が悪いのか。
どの点を評価し、どの点に考察の甘さがあるのか?

ジックリと腰を落ち着け、その情報に振り回されずに解釈していく必要があります。

アナタの情報処理能力が高まれば、多くの情報に振り回されずにすみます。
アナタの生活やビジネスは、雑音に惑わされず、今までよりもずっとシンプルに考え、活動できるはずです。

 

参考:「読書について」 「本の選び方

ps:

「あんず酒サワー」

これ、早口で3回続けていえますか?

自慢じゃありませんが、私は言えませんぜ。 ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

post by ノリユキ at 13:59 | コメント・トラックバック(0)



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