シャドーボクシングと靴磨きのおじさん
intro:
ワルがやるスポーツの定番といったら、もちろんボクシングです。
有名なボクサーで名の通った人たちは、いずれも元不良少年です。
ということは、一流のワルで名の通った私も、きっとボクサーじゃなきゃダメかも。
そんな気がします。
ということで先程、シャドーボクシングをしてみました。
「シュッ、シュッ!シュッ、シュッ!」
鏡に映る私のボクシングスタイルは、惚れ惚れするくらいです。
ただ残念な事に、世界チャンピオンになるためには、まずは目の前の大きな敵を倒さねばなりません。
最も巨大な敵・・・それは自分自身です。
ボクシングって、自分自身との戦いなんです。
シャドーボクシングで30秒も持たずにノックダウンしてしまう私は、今まさに「自分の体力」という巨大な壁の前に立たされているところですぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
main:
陽気が振りそそいでいた昨日の東京都内。
そんな昼下がり、私はアイスコーヒーを飲みながら、喫茶店で二階の窓際から、人波あふれる駅前の雑踏を眺めていました。
すると、ふと気になる光景が目に飛び込んできます。
Tシャツにジーパン姿の若者が駅前で独り、なぜかシャドーボクシングをしているんです。
思わず笑っちゃいました。
駅前の雑踏の中、彼は一体何がしたかったのでしょうか?
ボクシングのトレーニングがやりたいなら、トレーニングウェアを着て、邪魔にならないように公園か河原でやったらいいのに。
「奇をてらう」とは、まさにこの事です。
奇抜な行動は、確実に人目を惹きます。
ですから、商売をやったり自分を売り込もうとする場合、奇をてらった行動を出る人が必ずいます。
まあ、目立つためには手段は選ばない。
そういう状況も、あるにはありますし、わからなくもありません。
でも、奇をてらった行動を取る人は、必ずフェード・アウトしていきます。
徐々に消えていくんです。
いや、徐々にならまだ良いかも。
その多くは、あっという間に消えてなくなります。
要するに、駅前の人ごみの中でシャドーボクシングをやっている、あの若者と一緒なんです。
最初は確実に、相手の目をひきます。
通りすがりの誰もが、必ずその光景を目に留めるはずです。
でも、誰も尊敬や信頼なんてしやしない。
どんなに華麗なシャドーボクシングを見せても、所詮は場違いです。
笑われることはあっても、その素晴らしさを認めてくれる人なんて、決していません。
そして、そんな光景を見慣れてしまえば、後は誰も振り向かない。
おまけに、人ごみの中でのシャドーボクシングなんて、実に迷惑なんです。
邪魔にしかなりません。
奇をてらう行動って、つまりそれと一緒です。
インパクトだけで登場し、それで終わってしまうんです。
飽きられたのに、まだそこにいようとすれば、単に邪魔者でしかありません。
ビジネスにおいて、確かに人目を惹くって、大切です。
でも、それだけでビジネスは完結しません。
ずっとそこに居られることが、ビジネスです。
駅前で小さな椅子にずっと座っている、靴磨きのおじさんの様にね。
誰もが気にも留めずに、そのおじさんの前を通り過ぎます。
でも、ずっと彼はそこで商売を続けています。
そして、最初は気が付かなくとも、いずれ誰もが彼の存在に気づきます。
そして、靴の汚れが気になっている人には、そんなオジサンが必要なんです。
いつもそこに座ってていて、それだけで安心。
そして、多くの人に有意義に思ってもらえる。
それが、商売の基本です。
そんな当たり前のことが、商売の基本です。
売り方や人目の惹き方だけは一人前でも、いずれ消えてなくなってしまう人から学ぶことなんて、何一つありません。
ps:
春先から身体の調子が良かったんで調子に乗ってたら、ぶり返しちまいました。
ま、それもまた人生ですぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
post by ノリユキ at 12:38 | コメント・トラックバック(0)
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