コドモの書き方
intro:
一流のワルで名の通った私は、先日ユニクロへと行きました。
でも残念な事に、私はお値段のお高い服にしか興味がありません。
そして、お高い服しか似合いません。
だから、私がユニクロで服を買うなんてことは、あり得ません。
きっと生まれながらの育ちの良さが、そうさせているんでしょう。
私って、やっぱり罪な男です。
で、店内に入ってみると「まとめ買いキャンペーン」なるものをやってました。
1000円のTシャツ2枚で1600円ちょっとの値段なんだって。
笑わせてくれます。
で、もちろん買ったさ。
良いだろ、別に。安くても質が良けりゃ、買うんだよ。
費用対効果を考えた、健全な買い方じゃねぇか。
ゴチャゴチャ言うんじゃねぇよ、このハゲがっ!
ああ・・・
たった今、自分自身に向かって逆ギレしている自分が、なんだかちょっぴり可愛らしく思えてきましたぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
main:
専門家が寄って集って議論をすると、とんでもない方向へと行ってしまうことが良くあります。
その道のプロが、道を踏み外すんです。
「コドモ」という単語の表記を「子供」にするか「子ども」にするか。
そんな議論が、教育・福祉の世界ではあるそうです。
「供」という漢字が「お供」を表し、大人の付随物を連想させる・・・
「お供え物」の「供」を「子ども」に使うのはどうか・・・
それ以外にも理由はいくつかあるようです。
そしてもちろん、それらの見解には異論反論も結構あるみたい。
子供の「供」は本来、「男共」「女共」などの複数形表現に由来するため、「お供」の意味はない・・・
「鬼畜ども」「豚ども」などの様に、平仮名の「ども」は差別表現で使われる表記と重なるので、漢字の「供」にするべきだ・・・
現在のところ、教育・福祉の世界では「コドモ」を「子ども」と表記することが推奨されている場合が多いようです。
いずれにしろ、問題点について盛んに議論されることはよろしいことかと。
で、なんでこんな話をするのかというと、以前10代の子に聞かれたのを思い出したからです。
確かあれは、「コドモの日」辺りのこと。
「学校では『子供』という漢字を習うのに、プリントとかには『子ども』って書いてあるのは、なぜ?」
で、その事情を私が説明します。
するとその子は、つまらなそうな顔でこう言いました。
「別に、どっちでも良いじゃん。って言うより、学校で『子供』って漢字を習ったんだから、『子供』で良くね?」
ってね。
まあどっちでも良いけど、私に向かってそのタメ口はやめた方が良くね?
「子ども」と表記すべき。
これって、ある意味正論です。
「子供」と表記すべき。
これも、ある意味正論です。
そして、「別に、どっちでも良いじゃん」。
これだってある意味、正論なんです。
確かに外部の人間からすれば、この表記問題って気にも留めない問題です。
多くの人たちからすれば、
靴は右足から履くべきか、左足から履くべきか?
それを議論しているのと同じに聞こえます。
ちょっと噂を聞きました。
「コドモ」の表記を「子供」にすると、クレームが来るんだそうです。
表記を「子ども」に訂正しろ、ってね。
本当かどうかは知りませんので、あくまで「噂」ですが。
で、もしこれが本当なら、由々しき事態です。
学校で「子供」という漢字を習うということは、少なくともお国はその漢字を使うことを認めています。
そしてその枠の中で、「ども」が良いか「供」が良いかという議論が、対等な立場でされているはずです。
ところが、この議論が議論を超えて、自分の価値観と違う相手に対して、クレームをつけるというのは、どうしたもんかと。
これは正論を主張する行為ではなく、単なる価値観の押し付けです。
ましてやこれをやっているのが、教育・福祉に携わる人たちだなんて。
私なら、そんな教育者から教わるものなど何もない、って思ってしまいます。
これ、ビジネスの世界で例えるならば・・・
会社の研修で「死に筋商品」という言葉を習っているはずだから、その言葉を社報で使った総務部の主任さんが、違う部署の部長から
「その言葉は縁起が悪いから使っちゃダメだろ。分かってないな、お前」
と叱られるようなもんです。
事情に詳しい専門家たちが寄って集って議論をすると、周りが見えなくなってしまうことが、多々あります。
だから、外部の人たちの声に耳を傾ける、って大切です。
ウッカリと見落としてしまったことに気がつかせてくれるのは、同じ専門家ではなく専門外の人達だったりするんです。
自分の実力に対して、自信を持つことは大切です。
でも、たまに周りを見渡してみるのは、もっと大切なことかもしれません。
ps:
そんな私は、ユニクロのことをちょっぴり気取って「ユニキュロ」なんて言って見せます。
もちろん「UNIQLO」の“Q”の部分を意識してみた発音です。
もちろん、誰一人それを認めちゃくれません。
ユニクロはユニクロなんだってさ。
それでも私は、この世知辛い社会の中で「ユニキュロ!ユニキュロ!」って叫び続けます。
誰にも聞こえないように、ね。
post by ノリユキ at 12:57 | コメント・トラックバック(0)
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