一人相撲

intro:

ワルな男ほど良くモテる。
それは、この世知辛い世の中のセオリーです。

ですから、一流のワルとして世間にその名を轟かせている私は、恋愛に関しても、きっと一流です。
人によっては私のことを

「恋愛マスター」

なんて呼ぶ人もいます。
まあ、私のことをそう呼んでしまう気持ち、わからなくもありません。

相撲に例えて言えば、私の恋愛の実力って「横綱クラス」なんです。
どうだ、凄いだろ。

でも、そんな私が横綱級なのは「一人相撲」だけだってことは、ここだけの話にしておいて下さい。頼みますぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

main:

で、本当によく言われることって、「恋愛に下手なポジティブ・シンキングは禁物」って話です。
聞いたこと、ありますか?

相手が何気なく言った一言を、「ひょっとして、俺に気があるんじゃないか」と捉えたり。
相手が遠まわしに断っているのに、「あと一押しだ!」なんて勘違いしてみたり。

何から何まで、自分の都合の良い方向でモノゴトを考える。
そういう人の恋って、成就しません。
というより、相手に嫌われる度合いを、確実に加速させていきます。

 

プラス思考って、いつだって一人相撲なんです。

 

例えば、自分の気持ちを相手に伝えたいのに伝えられない。
勇気がない。

そういう時に背中を押してくれるのが、ポジティブ・シンキングです。
考え方をプラスに転じることで、思い切って告白する勇気を与えてくれます。

だから、自分の中だけで完結する行為に関しては、ある意味有効な手段です。
ポジティブ・シンキングってね。

でも、それはそれ、これはこれ。
アナタがプラス思考かどうかは、アナタだけの問題であって、相手には関係のないことです。

告白したからといって、相手もそれに応えてくれるとは限りません。
プラスにモノゴトを考えるようになったからといって、事態が変わるわけじゃありません。

 

ポジティブ・シンキングだのプラス思考だの。
それって、自分の心を見つめる行為です。
自分の心を、プラスの方に上手く転じよう転じよう、とする行為です。

だから、相手の心なんて見つめちゃいません。

気がつけば、自分の心だけが重要になっていて、相手の心なんて無視しています。
無視までとはいかなくとも、自分の心が最優先になってます。

だから、ポジティブな思考を相手に向かって振り回すのって、相手にとっては迷惑以外の何者でもありません。

相手が嫌がっているのに、「ここまでしてあげたんだから、きっと相手も喜んでるだろう」だとか。
相手の嫌がる様子を、「嬉しいけど照れていて素直になれないんだな、きっと」って勘違いしてしまうだとか。

ホント、迷惑なだけです。
プラス思考って、自分の中で完結する行為に限ります。

 

自己啓発に一生懸命になり、ポジティブ・シンキングに励む人って、きっと「今日よりも明日の自分を良くしよう!」って思ってるはずです。

でも、そんな人の多くは、単に今の自分に不安なんです。
今が不安であり、不満です。

だから、今よりも良くなりたがる。

でも、今の自分が上手く行かない人って、そもそもコミュニケーションが下手な人です。
独り善がりの事ばっかりして、他人との折り合いが上手くつかない人です。

だから、そんな人が自分の心の中だけを見つめたところで、モノゴトが上手くいくわけありません。

だって、人が自分だけ完結する行為って、そうそうありませんから。
人は人との関係の中で暮らし、行動しています。

自分のことばかり考えてる人が、さらに自分の心を見つめて、一体何になるって言うんだい?

 

大切なのは、自分の気持ちと、そして相手の気持ちです。

アナタと私。その両者が揃って、初めて人間関係は成立します。
そして、モノゴトのほとんどの出来事って、その人間関係の中で成立しています。

だから、相手の気持ちを察してあげられない人は、どんなに自分の心をトレーニングしたところで、無意味です。

どこまで行っても、不幸のレールの上だけを走り続けます。

ps:

どこまで行っても、そして何があろうとも。
私は、抜け毛という名のレールの上をひた走り続けています。
ちょっと格好良いかも。

post by ノリユキ at 14:11 | コメント・トラックバック(0)


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