富士通の成果主義に対する暴露本

バブル崩壊後、それまでの日本企業を支えてきた年功序列制が非難され、しきりに「成果主義」が唱えられました。
しかし、現在その成果主義にほころびが見えてきています。

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (城 繁幸/光文社ペーパーバックス)

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)

この本は、富士通の元人事部社員による暴露本といった感じでしょうか。
「成果主義」導入の先陣を切った富士通が、その後10年間で負け組みへと転じた内幕が語られています。

この本の欠点から先に言うと・・・
無意味な英単語による読みにくさが挙げられます。
所々で日本語語句の英単語訳が挿入されていますが、意味不明です。
出版社の意図と実用性がかみ合っていません。

また、この本における問題提起とその考察からすると、暴露本の域を超えるとは言い難いかもしれません。

しかし、面白いです。
実際の企業の”生々しさ”が感じられます。

そして、既存企業による成果主義の導入の難しさ、また成果主義が抱える矛盾点がよくわかります。
成果主義を導入した企業においては、何かしら富士通と共通する部分があるのではないでしょうか?

組織という枠組みの中に自分自身が埋没してしまうと、人をまるで駒の様に扱ってしまう事があります。
あなたは、人を人としてマネジメントできていますか?

既に成果主義を導入している企業、またこれから導入を考えている企業の担当者や経営者に読んでおいてもらいたい一冊です。


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post by ノリユキ at 7:16 | コメント・トラックバック(0)


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