平均にいる人いない人

intro:

記憶に新しいかと思いますが、一流のワルで名の通った私は先週、

「次週の月曜日はメルマガを休むかも」

と言いました。
そして本当に今週の月曜日、私はメルマガを発行しませんでした。
「配信しないかも」と言ったら、本当にそうなってしまったわけです。

まさに、思考は実現化する。

メルマガを発行しなかったことによって、私は文字通り「成功者」となってしまった様です。
こんなに楽をして成功者になった人は、きっとこの日本において私だけ。

今日から私は、「楽して成功者になるノウハウを持つ男」です。

この成功ノウハウをたったの5万円で販売しようかと、現在模索中ですぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

main:

先日、ふと気になったことがあったんで、ちょっと質問してみます。
簡単な質問です。

仮にアナタが、インテリア雑貨のお店を出店するとしましょう。

出店する場所は、人口20万人都市の街の中心地。
男女の比率は5:5です。
この地域に住む人の平均年齢は35歳、1世帯に平均3人が暮らしています。

平均所得は、年収400万円。

さて、アナタはこれからこの街で最も人気のあるインテリア雑貨店を目指します。
そのためにはまず、この地域で最も多い客層に合わせて、商品を取り揃える必要があります。

では、アナタは以下の選択肢のうち、どれを選びますか?

(1)最近は「セレブ」が流行しているので、高級品を中心に品揃えをする
(2)やっぱりどんな時代、どんな地域も激安ショップで決まりでしょ!
(3)子供が1人いる30代の夫婦にターゲットをあわせる
(4)これだけのデータじゃ、判断できないっ!

これ、極めて初歩的な質問です。
アナタは何番を選びますか?
ちょっと考えてください。

 

さて、選びました?

 

答えは簡単ですね。
この設問の内容からすれば、どう考えたって答えは「(4)これだけのデータじゃ、判断できないっ!」で決まりです。

でも、実際は(3)を選んでしまう人が結構多いんですねぇ・・・
で、そんな人は恐らく平均中毒にかかってます。

 

一見当たり前の様に思っていても、実は中身は違ってる・・・
そんなことって、結構\あります。

で、「平均」という言葉に、意外と多くの人は引っかかってしまうみたいです。
平均値が最大値だと思ってしまうんです。

確かに基本的に平均値が最大値になるものもあります。
例えば、身長とか体重とか、学校の成績だとか。

で、身長や成績は、通常「正規分布」と呼ばれる釣鐘型のグラフを描く分布をしています。
(正規分布ってこんな感じ ↓)

釣鐘型のグラフ図

で、こういったケースならば、「平均値≒最大値」と考えるのは普通です。

 

ところが世の中、何もかもが正規分布の様にサンプルが散らばっているわけじゃありません。

例えば、年収が1億円の人と200万円の人。
この2人には年収の差が9800万円もあります。

でも、この2人の平均年収は「(10000万+200万)÷2」で、5100万円となるわけです。

年収1億円の人が100人、年収200万円の人が100人集まっても、この合計200人の平均年収は約5000万円。

つまり年収5000万円の人は“人っ子1人いない”にもかかわらず、平均年収は5000万円になるわけです。

上記の質問で言えば、その地域の平均所得が400万円だからと言って、その地域に年収400万円の人が最も多いとは限らないわけです。
高額所得者と年収200万円程度の人ばかりが、その地域を占める場合も考えられるわけです。

同じ様に、平均年齢が35歳だからといっても、その地域では年配者と若年層が中心で、30代が最も少ないかもしれません。

更には、その平均年齢に影響されて1世帯の平均人数3人のデータから「夫婦に子供1人」という家族構成を想像するのは、あまりにも容易すぎです。

この様に考えていくと、この質問で提示したデータだけでは、地域で最も多いターゲットを見つけることが出来ないということがわかります。

 

アナタがもし「30代の夫婦」をターゲットしたインテリアを作るメーカーの営業マンだったとしたら?

アナタは上記の様な地域でお店を出している人に対して、上記のデータを見せるべきです。

「ほら、この地域では平均年齢35歳で1世帯に3人が住んでますから、30代の夫婦をターゲットにした商品を取り揃えてはどうでしょうか?」

って、提案します。
実際にその地域では、30代の夫婦が少なくてもね。

で、こういったことは当たり前の様に日常で行なわれています。

 

では、もしアナタがこの様な営業マンを目の前にしたお店の店主だったら?

その様なデータから営業マンが発する言葉の「間違い」を見抜くべきです。
情報を更に集め、データからその結論が正しいのか間違っているのか、判断してから購入を検討しなければいけません。

 

私達の住むこの世界は、パレットの中の絵の具です。
そして、そのパレットの中では売る側と買う側との闘争が、絶えず繰り返されています。

このパレットの中の闘争に負けてばかりの人には、いつまでたっても幸せは訪れません。
賢く生きる知恵が必要です。

ps:

私の頭皮の上では、抜ける髪の毛と生やしたい私の気持ちで、絶えず闘争が繰り返されています。
ま、一方的に私は負け続けているわけですが。

post by ノリユキ at 12:11 | コメント・トラックバック(0)

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