スタンフォードの地下室から(その1)

intro:

婚約だってまだなのに「結婚」という文字が踊る。
そんな藤原紀香と陣内智則の恋愛大げさ報道が、ちょっと前にありました。

あー、でもそれって、視聴率が低迷してるっていうテレビ朝日系ドラマ「だめんず・うぉ~か~」(藤原紀香主演)に話題を作るためのリークなんじゃねーの?

って、そんな風に深読みをしてしまった私はもちろん、一流のワルとして世間から恐れられています。
が、今まさに芸能界の恐ろしさに震えが止まりません。

もちろん深読みだけで震えるくらいですから、ちょっとしたことで私の髪の毛が抜けてしまうのなんて、いともたやすいことなんですぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

main:

人って、社会的な役割を与えられると、自然とその役割に見合った行動を取るようになります。
本来持っている性格とかそんなものを超えて、人は地位や肩書きを与えられると、その役割に合わせて振舞います。

昔、これを示すあまりにも有名な実験が行なわれました。
es」という映画にまでなったくらいなので、きっと知ってる人も多いかと。

まあ一応、概略を説明しときますかね。

この実験は1971年、アメリカのスタンフォード大学心理学部においてフィリップ・ジンバルドーの指揮によって行なわれました。

内容は、被験者を看守役と受刑者役に分け、地下室に作った架空の刑務所でそれぞれの役割を演じさるというもの。

実験の結果から、時間の経過と共に看守役はより看守らしく、受刑者役はより受刑者らしく行動を取るようになっていったということが証明されました。

ただ実際の実験はあまりにも衝撃的な結末・・・

実験わずか2日目、自分達の処遇に不満を持つ受刑者役の人たちによって、早くも暴動が起こります。
そのため看守役の人たちは、その役割に合わせて沈静化のために行動を起こします。

が、今度は看守役の人たちが次第に暴走していきます。
最初は指示通りに看守役を務めていた彼らですが、時間の経過と共に、受刑者役に対して勝手に罰を与え出します。
そして遂には、虐待をはじめたんです。

そのため、当初2週間を予定していた実験は、わずか6日間で中止に。
ところが看守役の人たちは、実験の続行を希望したんだとか。

ま、以上が俗に言う、「スタンフォード監獄実験」です。
この実験内容についてもう少し詳しく知りたい人は、

Wikipedia「スタンフォード監獄実験」
X51.ORG「情況の囚人 ―\ 1971年”スタンフォード監獄実験”とは」

あたりでも見やがれ。

さて、この実験はとってもネガティブな結果に終わりました。
が、この実験は私達に多くの示唆を与えてくれます。

人は権力を与えられると、暴走し出すんです。
ですから、組織内の上下関係においても、その権力の配分に注意する必要があります。

昨日のニュースでも、それを感じさせることがありました。

背中一面「不動明王」…従業員に無理やり入れ墨 社長逮捕(Sankei Webより)

なんでも退職を申し出た従業員に対して入れ墨を入れることを強要した健康食品販売会社の社長が逮捕されたんだとか。

まあ、本人は容疑を否認しているそうですが、もしこれが事実だったとしたら、これもまた権力の暴走なんですかねぇ。
ここのところ大きく伸びてた会社の社長らしいんで、ちょっと調子に乗り過ぎた?

 

さ、話を元に戻しますが、この実験が教えてくれることは何もネガティブな内容だけではありません。
人は社会的な役割や立場を与えられると、自然とそれに合わせて振舞うようになる、という傾向があることがわかったわけです。

ですから、大切なことって「役割を与えてみる」ってことです。

多少頼りないと思ってみても、部下にやらせてみる。
責任ある役割を担わせてみる。

それって大切です。
クダラナイ小手先じみた社員研修なんかをやるよりも、ずっと効果的かもしれません。

もちろん「自然に」だけじゃなく、人は役割を与えられるとそれに合うように努力します。
今よりも大きな器を与えられれば、人はその器に合うように努力していくんです。

いつまでも危ういと思って何から何まで手を貸しているようじゃ、いつまで経ってもアナタの部下は成長しません。

「器が人を作る」

昔から言われているその言葉は、きっといつの時代にも確かなはずです。
そうやって皆、大きくなっていきます。

ps:

実はこの実験に対してもう少し突っ込んだ話をしたいんですが、長くなっちゃうんで、この続きは次回の「裸足のリーダー」でします。

アナタはこのスタンフォードの監獄実験について、ちょっと“奇妙”な感じがしませんか?
ちょっと不可解なんです。

果たしてこの実験で、看守役の人たちは本当に“看守”の行動に、受刑者役の人たちは本当に“受刑者”の行動になっていったんでしょうか?

次回はこの点に突っ込んで、このスタンフォードの地下室の闇の中を深く覗いてみましょう。

ああ・・・早くオチが言いたいっ!

って言うわりには、次の月曜日に「裸足のリーダー」を更新しなかったりして。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

post by ノリユキ at 13:27 | コメント・トラックバック(0)

コメント・トラックバック

トラックバックURL:

コメントRSS

コメントする

ココだけの話ですが、コメントは管理人の承認後に表示されます。
また、コメントに対する管理人からの返答は期待しないで下さい。
ゴメンよ、ハニー!

管理人にのみ公開されます