明けない夜は、結構長い

intro:

一流のワルで名の通った私はよく、「明けない夜はない」を「ハゲない夜はない」と聞き違いしてしまいます。

ですから、私を慰めようとそんな言葉を発した相手は、私の膨れ面の意味がわかりません。
私って、つくずく罪な男です。

ただ私の場合、頭が毛深くないのと同様に、罪深くも生きていけないタイプです。
そんな自分の態度にちょっぴり罪悪感を感じます。

ですからそんな時の私は、そんなハゲあがったオデコをそっと照明に照らしながら、

「あーホントだぁ。眩しい太陽が昇ってスッカリ夜が明けちゃったぁ」

なんて具合に、その場の雰囲気を誤魔化します。

世にも悲しい物語ですぜ。 ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

main:

「The night is long that never finds the day.」

俗に

「明けない夜はない」

と訳されるこの言葉は、シェークスピアの「マクベス」に出てくる台詞です。

「今が苦しくても、必ず幸せな時はやってくるから」

という意味で日常的に使われているので、多くの人がご存知かと。
多くの人たちが、この言葉に励まされていると思います。

 

ただねぇ・・・

如何せん、そのシチュエーションが暗い。

いや、別に言葉が悪いとか言ってるわけじゃ、ありません。
希望ある良い言葉だと、純粋に私は思ってるんですから。

ただ、この言葉を噛み締める当事者って、要するに“今が夜”なわけです。
辛い時期、切ない時期に、この言葉を噛み締めるわけです。

ですから中には、暗い夜よりもずっと暗い心で夜明けを待ってる人がいます。

不安で眠れない夜を過ごしたり、眠い目を擦りながら朝が来るのを待ち続けたり。
夜が明けるのをジッと堪えながら、今か今かと待ち続けます。

なんか、暗いんです。
暗いのは夜じゃなくて、その人そのものです。

 

でも、夜明けを待とうが待つまいが、夜はやがて明けます。

だったら、ノンビリと構えてりゃ良いのに。
どうせ夜は明けるんだから、ノンビリと寝て待ってれば良いのに。

って、そう思うわけです。
朝を待ち続ける夜って、長いもんですぜ。

 

「明けない夜はない」

確かに、その言葉はドラマティックです。
でも、その言葉の持つドラマ性に惑わされて、自分が悲劇のヒーローやヒロインを演じちゃダメです。

そんな時は、素朴に生きてきた人たちの言葉を思い出してください。

 

「果報は寝て待て」

 

幸せは何れやって来るんだから、焦らずにノンビリとその時期を待て。って、そんな意味の諺です。
決して飾らず、日常を淡々と過ごしてきた人たちが、昔から語り継いできた言葉です。

いいですかい?

一時的な高揚感だけしか得られない、値段が高いだけのセミナーやら集まりが、いまだに巷ではゴロゴロと転がっています。

でも、肩肘張らずに楽しく生きてきてく、そんな人の知恵はずっと昔からアナタの側に転がっているはずです。

ps:

ちなみに The night is long that never finds the day. の訳ですが

「明けない夜はない」と訳すのは誤訳で
「長い夜は明けない」と訳す方が正しい

とかなんとか、色んな意見があるみたいです。(気になる方は、「誤訳の思想」辺りでもご参照くださいな)

ps:

さらに余談ですが、「果報は寝て待て」という諺に対応する諺が外国にもあります。

The net of the sleeper catches fish.(寝ている人の網に魚がかかる)

ま、私の場合、ハゲない夜はありませんし、産毛は寝て待っても生えてきませんけどね。
網にかかるどころか、端にもかかりませんぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

ps:

さて、そんな私はこれから名古屋へと向かいます。
3日ほどの滞在です。


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post by ノリユキ at 12:46 | コメント・トラックバック(0)

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