ナイーブなウケ狙い
intro:
一流のワルで名の通った私はもちろん世間から恐れられていますが、実際のところは、まるで雨に打たれた子猫ちゃんの様にナイーブです。
打たれれば、直ぐに髪の毛が抜けてしまいます。
「ペンキが剥げてる」の「ハゲてる」発言で、軽いめまいが私に襲いかかります。
世の中には危険がイッパイです。
大人しくヒッソリと生きるのが一番だって、一流のワルは本気でそう思いますぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
main:
只今、世間では
「柳沢厚労省大相の“女性は子供を生む機械”発言」(参考:asahi.comよりhttp://www.asahi.com/politics/update/0130/012.html)
で大賑わいの様子です。
この件に関しては、憤りを感じる人も多いんじゃないかと。
でもねぇ・・・
知ってる人は内心、もうこの手の報道に辟易してます。
バイアス(偏り)の大きくかかった情報が飛び交うのって、日常茶判事ですから。
で、今回のこのニュースを聞いて怒り出す前に、ちょっとお話でもしてみようかと。
私は、この発言があったと言われる場面を実際に見たわけではありませんが、各マスコミが発表した当初28日の報道内容を見る限り、
渦中の柳沢厚労省大相は、「女性は子供を生む機械である」という趣旨の話をしているようには思えません。
おおよそ、
人口推計を説明する際に、女性が子供を生む行為を機械の生産に例えて話をした。
その際、「機械と言ってゴメンなさいね」などの言葉を所々に入れている。
といった内容が見て取れます。
誤解を避けようとする態度が既に感じられます。
ところが現在では、明らかに話の趣旨が摩り替えられています。
まるで「柳沢厚労省大相は女性は子供を生む機械であると考えている」かの様な論点で、物議がかもし出されています。
それって、どうなんでしょ?
単純に考えてみてください。
人や人が行なう行為を、モノや機械に例えていけないのでしょうか?
もしそうであるならば、
「人間は考える葦である」と言ったパスカルは、「人の考える行為を植物程度に見なしている」として断罪されるべきです。
「子は鎹(かすがい)」という言葉は、なんと大切な子供を木材をつなぎ合わせる部品にしか見ていないことになります。
「鋼の様な精神」という例えも、人の心を金属部品程度にしか認識していないという、人を馬鹿にし過ぎた例えです。
今すぐ抹殺しなければならない言葉は、この世にイッパイあるはずです。
先日テレビショッピングで健康食品を宣伝していましたが、その際に人の関節部を滑らかに動かす部分を、「潤滑油」と表\現していました。
非買運動は、起こらないんですか?
この様に見ればわかるとおり、これらの例え話は受け入れられていて、誰も異議を唱えません。
では、なぜ?
どうして、柳沢大臣の例え話は、女性蔑視として捉えられてしまうの?
その論点は、およそ以下の3つに分けられます。
- タブーもしくはナイーブな部分に触れてしまった
- マスコミによる事情
- 交渉のテクニック
まずは1.の説明から。
人にはそれぞれ、触れられたくない部分があります。
それは社会的事情や個人的事情など様々です。
触れてもナイーブにならないことは、モノや機械に例えても痛くも痒くもありませんが、例えば
天皇の役割を機械に例えたら、右翼の中には怒る人もいるでしょうし、
身体障害者を機械に例えたら、ヒューマニストは怒り出すはずです。
こういった部分には注意する必要があります。
で、今回の発言は、少子化や男女差別などの問題で敏感になる人たちの琴線に触れたわけです。
それを公人であり政治家であり、ましてやそれが厚生労働省という部署の大臣という責任ある立場の人間が言ってしまったわけです。
柳沢厚労省大相が責められるべき点は、その辺の安易さなのかもしれません。
ところで各マスコミは、このネタを仕入れた瞬間、「これは騒ぎになるはずだ」と踏んだはずです。
そして、この様な火種に油を注ぐのがマスコミの役目です。
本文と見出しに差異のある報道を、第一報で早速行ないます。
明らかに意図的です。
モノゴトをわかりやすく説明するための例え話を「女性 = 子供を生む機械」という包装紙に包んで、世間の皆様に手渡します。
そして、今ではその中身については触れません。
「女性は子供を生む機械」発言の責任問題一辺倒です。
2.のマスコミによる事情、とはまさにこのことです。
マスコミも商売ですから、視聴率や発売部数が気になります。
当然、世間一般に盛り上がりそうな報道の仕方に終始します。
要は、ウケ狙いなんです。
メディアに流されず、きちんと情報を読み込める能力を、メディア・リテラシーと言います。
マスコミの言ってる事をそのまま鵜呑みにすると、一般の人たちは賢い人たちの良い様に利用されちゃいますよ、ってことです。気をつけないと。
さて、このニュースから3.の交渉テクニックが覗えます。
これに関してのかけ引きが、現在の永田町では行なわれているようです。
もちろん、このかけ引きは政治に限った話でなく、ビジネスでも日常茶飯事ですので、参考になるかと。
私のお話したい主旨は、実はこちらに力点があります。
が、ちょっと今日の話は長くなりそうです。
このお話は次回の「裸足のリーダー」(2月7日予定)にでもしようかなっと。
ps:
まあ、私の考察だってマスコミが報道したものを受け取っただけの2次情報ですから、その真意がどこにあるかは知る由もありません。
ただ、「柳澤大臣はホントのところ、どういった話をしたんだい!?」ってことを、もっと突き詰めて報道されても良いんじゃないかと。
その辺りをぜひ「あるある大辞典」で採り上げて頂きたい。
そう思いますぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
post by ノリユキ at 13:39 | コメント・トラックバック(0)
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