オンナたちの戦い

intro:

一流のワルで名の通った私は、女子供にだって容赦はしません。
だって、一流のワルですから。

ガキごときに「おじちゃん」と呼ばれる筋合いはありません。
「お兄さんと呼びなさい」と脅してやります。

おばちゃんたちから、「アンタ、日増しに髪の毛薄くなるねぇ」としみじみ言われる筋合いもありません。
「おばちゃんのシワも、日増しに深くなる一方だね」と笑ってやります。

心の中でな。

女子供に容赦はしないんじゃなくて、「容赦されてない」ことに今ごろ気づいた私は、これから春を探しに旅に出ようかと、心の準備中ですぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

main:

ご存知の通り、日本人の貯蓄率が高いことは、有名です。
そこでアナタはプレゼンの最中に、日本人のサラリーマンの貯蓄傾向を童話「アリとキリギリス」のアリに例えて話したとしましょう。

ところが、その発言に対してみんなが、

「お前は、労働者をアリとしか思ってないのか!」

とアナタを責め出したらどうでしょう?
しかも、その発言の責任を取って今の職を辞めろと言われたら?

まあ、前回もお話したとおり、そんな状況に置かれているのが今の柳沢厚労相なわけです。(前回のお話: ナイーブなウケ狙い

そして今度は、少子化に対する「2人以上が健全」発言ですか。

参考: 「結婚・子2人は健全」厚労相発言、与党内からも批判(asahi.comより)

まあ、どちらも言ってしまえば揚げ足取りです。

で、別に私はそれが悪いとかどうだとかの話をするつもりはありません。
だってこれら一連の行為は、交渉のテクニックなんですから。

アナタのビジネス・ライフにおいても活用できる時があるのかもしれません。

 

「ああ言えば、上祐」

この言葉、覚えてますか?
オウム真理教(現アレフ)一連の事件において、教団幹部である上祐氏の発言を揶揄した言葉です。

で、彼の対話方法の1つとしてよく使われていたのが、「ああ言えば、こう言う」的な話術です。

相手の話の言葉尻だけに焦点を当てて、論旨のすり替えを行ないます。
そうやって、自分に有利な方へと会話を導いていくわけです。

これは、ディベートなどで使われる一種のテクニックで、「勝ち負け」を競い合うときに用いられる手法です。

そう、「正か否か」ではなく「勝つか負けるか」。

で、今回の柳沢厚労相発言における非難の声も同じです。
彼の言葉が正しいのか悪いのかは、実は“当事者たち”にとっては二の次なんです。

この問題の裏には、勝つか負けるかの勢力争いが覗えます。

 

柳沢厚労相の発言に怒る方々の大半は、感情論に押し流されています。
が、賢い人たちは違います。

例えば彼の発言に異を唱える議員さんなどは、実は計算に基づいて発言しています。

論旨をすり替えて相手を突付くことで、自分の勢力を拡大することに努めるんです。
感情論に押し流されやすい大衆を味方につけるには、柳沢大臣の発言に声を大にして反発する必要があるわけです。

野党、特に女性議員さんはまずコレをやります。

で、世論の反応をみて、次に与党内の女性議員さんたちも、大臣に対する反発の声をあげます。
だって、彼を擁護したり放置してたら、自分の基盤である女性達の支持を、他の議員に奪われちゃうんですもん。

柳沢大臣の発言問題は、実は自分達の勢力争いのネタなんです。
簡略化して言ってしまえば、これは「柳沢大臣 VS 女性」の争いではなく、「与党 VS 野党」強いては「女性議員 VS 女性議員」の戦いです。

たった今、私の脳裏に次々と浮かんでくるのは、かたせ梨乃や岩下志麻などの極妻メンバーたちの勇ましい姿です。

 

さて、ここで注意すべき点があります。
この様に、論旨のすり替えによって自分の立場を有利に持っていこうとする行為は、相手と対立関係にある場合です。

が、ビジネスにおける交渉の場面では、そのほとんどが取引先であり、それは対立関係ではなく、協調関係です。

ヘタに使うと、相手からも周りからも敵意を持たれます。
特殊なケースでない限り、この様な手法を取引相手に使うことは避けるべきです。

じゃあ、ビジネス上で対立関係が生まれるケースって何か?

それは恐らく、社内政治における場面がほとんどでしょう。
社内の派閥争いです。

私も結構やられた憶えがありますねぇ。
論旨のすり替えによって相手が挑んできた場合、ウッカリすると一夜にして立場が逆転します。

言葉尻には気をつけないと、足をすくわれますぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

ps:

ま、生え際に気をつけたところで、私の髪の毛は生えてきませんけどね。

壁] _・。) うぅ・・・

post by ノリユキ at 12:42 | コメント・トラックバック(0)



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