パンツをはく人、はかない人

intro:

一流のワルで名の通った私は、何と言ってもその生き様がカッコいい。
熱いハートなら誰にも負けません。

いわゆる「燃える男」とは、何を隠そう私のことです。

「髪の毛も燃えちゃったから、それだけしかないんですね」

ハゲで悪かったな。
でも、その言葉に私のハートは、風前の灯火です。

「つか、そもそも灯火ほどの髪の毛も残ってないじゃん」

わかった。わかったら、もうそれ以上言うな。頼む。

今まさに私のハートは、真っ白な灰になっちまったようですぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・(矢吹ジョー風)

main:

最近ようやくトーンが落ちてきた気はしますが、それでもいまだに

「楽してお金を稼ぐ方法」だとか
「億万長者の成功法則」だとか
「1億円を稼ぐノウハウ」だとか

その手のキャッチコピーが、ゴロゴロと転がっています。
で、そんな情報を垂れ流す人たちとそれに群がる人たち。

「売れれば、何だっていい」
「儲かるなら、何でもする」

まあ確かに、それもありです。

売る側って、需要があるから売るわけですし。
需要がなければ、叫びません。

でも、所構わずそこら中で派手に騒がれても、通りすがりの私の方が見ていて恥ずかしくなってしまいます。
中にはちっとも儲かってないのに、「月1000万円を稼ぐ私の成功ノウハウ」みたいなやつを売ってる人もいるみたいですし。

思うんですが、もう少しスマートに振舞えないものなんでしょうか?
売る側も買う側も。

 

もちろん、そんなことを私が言うと「内心は嫉妬してるんだろ」だとか「ホントは自分だって儲けたいと思ってるくせに」なんて思う人もきっといるはずです。

でも嫉妬だとか憧れの裏返しとか、そんなこととは全く毛色が違うところで、私はお話しています。

ごく一般的な感覚の人からみれば、目ン玉を¥マークにして生きてる姿って単純に、そして素直に

「カッコ悪いだろ」

そう思えるだけの話です。
理屈以前に、センスの問題です。

ただひたすらカッコ悪いんです、そんな人って。
私のハゲ頭よりカッコ悪い。

 

「そんな人とは、友達になれない?」

ええ、なれませんねぇ。

「またまたぁ。でも、そんな人から『1億あげるから友達になって』って言われたら友達になるくせに」

そうですよ。当たり前じゃないですか。
1億円と引き換えなら、友達になってあげます。
1000万円でもOKです。

で、やっぱりウマがあわないと思ったら、友達を解消すればいいだけです。

「1億円じゃ安すぎるよ」

ってね。
さらにお金を積んでもらうか、それが出来なきゃ絶好です。

当たり前じゃないですか。
メリットがないのであれば、そんな恥ずかしい人とは、いつまでも付き合っていられません。

 

人は、パンツをはいて生活をする生き物です。

なのに、「楽して毎月ウン万円儲かる!」みたいな言葉に、目の色変えて飛びついて周りが全く見えなくなってみたりと、

まるで昼間っから下半身丸出しで街中を歩いてるような、そんな態度で生きてる人がそこら中にいるわけです。

お下品でございますわ、おほほほほ。

「恥ずかしくはないんですか?」と素直に思ってしまう私は、きっとごく普通のセンスはずです。

 

別にお金のためにあくせく働くのは、悪いことではありません。
つか、大切なことです。

お金のために何かを犠牲にする。
それだって、ありでしょう。

でも人間なら、人前でパンツをはくのは最低限のマナーです。
ましてや最近は、ペットですらパンツやズボンをはくご時世です。

大人なんだからパンツを下ろすタイミングくらい、自分で時と場合を見計らってやるべきなんです。

「人間なら、さり気なくやりなさい」

私はただ、そう言ってるだけです。

 

下心を丸出しで生きていたって、誰ひとり幸せになんかなりません。
それが現実です。

人並以上にお金を稼げるようになっても、それが永遠に続くとは限りません。

上り坂があれば、いつかは下り坂がやってくる。
そっちの方が、自然の摂理です。

でもね。
人は一端上げてしまった生活レベルからは、なかなか降りれないんです。

そして、そのギャップが落とし穴になります。
それが不幸の始まりなんです。

私は、数多くのそんな人たちを見てきました。

そして、そんな人の中には、何を隠そうこの私自身がいたこともあるんです。
もう割りと前の話ですけど。

だから、決して他人事のつもりでお話してるわけじゃ、ありません。

 

「どう稼ぐか?」

それって、大切です。

でも、それ以上に

「今あるお金を、どう使うか?」

そっちの方が大切です。

来る日も来る日も、汗水垂らしてようやく手に入れた雀の涙ほどのお金。
それでも日々仕事があって働いていける日常に、感謝して笑顔で暮らす。

そんな人に勝る金持ちなど、この世に一度たりともあった例(ためし)はありません。

ps:

あ、今なんか俺、カッコいいこと言っちゃいましたあ?

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

post by ノリユキ at 13:28 | コメント・トラックバック(0)

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