未来でもなく、過去でもなく

intro:

セルフ・イメージを小栗旬にすると公言してから、1ヶ月以上が経ちました。
ご無沙汰してます。

既にお伝えしていますが、私は7月の終わり頃、救急車に運ばれて入院。
その後は自宅療養の日々を送っていました。

せっかくの夏が台無しだったじゃないか。
どうしてくれるんだ。

と言いたいところですが、今まさに私は運命を感じています。

TBSでは8月のあいだ「花より男子」及び「花より男子2」をずっと再放送していました。
おかげ様で、小栗旬演じる花沢類を毎日テレビで観ながら、セルフ・イメージを鍛える日々を送ることが。

今ではもう、どっから見ても私は小栗旬です。
鏡に映る自分の姿は、明らかに王子様キャラです。
花沢類に見えて仕方がありません。

「救急車に運ばれて入院したのは、頭にどこか異常でも?」

そんな野暮な質問は、言いっこなしですぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

main:

一見チャレンジ精神旺盛を装っていても、実は性根の部分で安定志向が見え隠れしていることって、結構あります。

例えば、「失敗を恐れるな。何もしないことの方が、大失敗なんだ。」といった類の言葉。

前々から言っていますが、この手の言葉は「最終的には成功する」という前提がなければ、成立しません。

やってみた結果、失敗で終わるのであれば、何もしないことの方が大成功です。

怪我をしているのにサッカーをやってしまい、マスコミに叩かれ解離性障害になってしまうくらいなら、ホント何もしない方が大成功です。

あ、今の例えは何か違うみたい。

話をもとに戻しますが、ですから今時この手の言葉に感化される人の多くって、「最後には成功する」という保証が無ければ、結局行動できません。

要するに、この手の言葉って打算的なわけです。
「成功」を望むと言いつつ、実は未来に担保を求めています。

ちなみに、芸術家の岡本太郎氏も、同じ様なことを言っています。

彼はその著書『自分の中に毒を持て』(青春出版社)にて、“失敗は成功のもと”という言葉を採り上げ、それが利己的な計算の上にあると述べた上で、

「むしろ、“成功は失敗のもと”と逆にいいたい」(同著P.116より)

と言っています。

 

さて、もう1ヶ月以上前になってしまいましたが、「見つからない自分」で私は、

「人生とは、積み重ねていくもの」

そうお話しました。

でも、何かが足りない。
私の頭の中にあるイメージは、その言葉だけで全体を捉えきれていません。

ところが、そんな足りないと思っている部分をズバリと言葉で表現した人がいます。
先の岡本太郎氏です。

彼は『自分の中に毒を持て』の冒頭で、しかも「積み重ねていくもの」とは全く逆のアプローチで、こう言い放ちます。

「ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う」

積み重ねれば積み重ねるほど、その高台から下りれなくなってしまいます。
気が付けば守りに入っているだけで、結局は蓄積物に埋もれて身動きがとれなくなっていることって、結構多いはずです。

でもそれって、「今を生きている」って言えるんでしょうかね?
積み重ねたものが崩れていくのを恐れているだけで、気が付けば積み重ねることすら止めてしまっています。

 

人が保守的であることを、私は決して否定はしません。

でも私達を取り巻く環境は、一昔前の様に常に一定方向へ進んでいるわけではありません。

右へ行ったり、左へ行ったり。
速くなったり、遅くなったり。

不規則に方向や形を変えながら、この社会は転がり続けているわけです。

ですから今の時代、保守だけでは生き残れません。
そして、無闇やたらに変革を望んでも生き残ることは出来ません。

岡本氏の言葉を再び借りるとすれば、それは

「人生、即、絶望的な闘い」

なのかもしれません。
未来も過去も、私達に担保は与えてはくれないんです。

私達は、転がり続けるこの社会の中で、絶望的な闘いに臨んでいます。
結果ばかりを気にしていたら、今を無駄に過ごしてしまいます。
過去に囚われてしまえば、積載物に足を捕られてしまいます。

ですから、今この瞬間をどう生きるかに目を向けた方が、よっぽど自由に生きれます。

勝つか負けるかではなく、
勝ったか負けたかでもなく、

闘っている姿そのものに、アナタの人生は眩しく彩られているはずです。

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自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)

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岡本 太郎 著 (青春出版社)1993-08

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ps:

随分、ご無沙汰してました。
私が身体の不具合でヘタってる間、政治や経済をはじめ、世の中では色んなことが起こってたみたいですねぇ。

その間、色々と考えることもありまして、身体の調子を見ながら、出来そうなことを色々と試してみるつもりです。

もちろん、ボチボチとこのブログも再開するつもりです。
定期的に発行できるかはわかりませんが、まあ懲りずにこれからも付き合ってやってくださいな。
頼みますぜ。

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

post by ノリユキ at 12:46 | コメント・トラックバック(1)



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  1. 入院してたんですか、大変でしたね。
    眠れないほどの痛みはわたしも経験あるので人事とは思えません。

    でも生きてる、生かされてる。。。

    人生って深くてわかりませんねぇ。

    コメント by のっち at 2007.09.10@13:16:41

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