羽根の生えたアップル・パイ
intro:
実は私、先週の水曜日に「裸足のリーダー」を更新するのを、すっかり忘れてました。
気がついたのは、3日後です。
おまけに、今日もうっかりと更新するのを忘れそうになりました。
今、慌てて書いてます。
あ、今の話はアナタを信用して、こっそりと打ち明けた内緒話です。
ココだけの話にしておいて下さい。
この話を「裸足のリーダー」の読者が知ってしまうと、怒ってメルマガやRSSの登録を解除してしまうかもしれません。
私としては、非常に困ったことです。
ですから、くれぐれもこの話はココだけの内緒にしておいてください。
頼みましたぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
main:
年明け早々から、日本の経済は芳しくないニュースばかりが続きます。
株価も日経平均を1万4千円割れちゃいましたしねぇ・・・
百貨店も初売りこそ好調だったものの、それ以降は苦戦を強いられている様子です。
さて、そんな百貨店の福袋にしろスーパーの大安売りにしろ、セールの時の売り場の風景は、壮絶なものがあります。
我先にと押し合い圧し合い、他人が手に取ったものを横から奪いる・・・
正直なところ、人間の浅ましさを感じます。
そんな風景を斜に構えてテレビの画面で見ていると、「お下品な方々でございますこと。オホホホホ」と鼻で笑って見たくなります。
でもねぇ・・・
現実の社会って、そんなもんです。
下品だとか浅ましいとか言っている場合ではなく、奪い合いは現代ビジネスの基本中の基本なんです。
一昔前、「市場」という名のアップル・パイは拡大しつづけていました。
広がっていく市場では、利益だって増え続けます。
みんなが頑張れば、増え続ける利益をみんなが手に入れることが出来たわけです。
ところが現在、そのパイは拡大しません。
しないどころか、縮小していたりして。
ですから、みんなでその限られたアップル・パイの奪い合いです。
相手を押し退け、他者の手から強引にでも奪い取らなければ、甘~いアップル・パイを味わうことは出来ません。
それどころか、お腹を空かして倒れちゃうかも。
現実のビジネスの世界は、まさに百貨店の新春セール並みの光景なんです。
そして私達は1人ひとりが確実に、その新春セールに参加しています。
甘くて美味しいアップル・パイを手にするためにね。
ですからそんな光景を見て、「みっともない」「やり方が汚い」「下品だ」などとは言ってはいられないわけです。
ところが、そんな奪い合いの市場に自ら参加しておきながら、「見苦しい」と言って頑なに拒む人が、結構います。
だから、それじゃ商売はやっていけないんだってば。
そんな状況が見苦しいと思うんであれば、最初から参加するなよ。
って感じです。
ただね、バーゲン・セールでの奪い合いとビジネスでの奪い合いとでは、決定的に違うことがあります。
それは、奪い合う対象です。
セールで奪い合うのは商品ですが、ビジネスで奪い合うのは顧客です。
ですから、露骨に横から奪ってみたり、引きちぎれんばかりに強引に横取りしようとしたら、確実に嫌がられます。
さらには、そんな売り手の必死な姿を見て、感情と意思を持ったアップル・パイさん達は、
「みっともない」
「やり方が汚い」
「お下品ねぇ」
とつぶやき、時には怒鳴り散らします。
私たちが手に入れようとするアップル・パイには羽根が生えているんです。
手に入れたとしても、口にしようとするその前に、遠く向こう側へと飛び去ってしまうかもしれません。
ビジネスというのは、限られた市場での競争です。
ですから、裏では壮絶な奪い合いが繰り広げられています。
でも、その見苦しさを顧客に感じ取られてはいけません。
さり気なくアップル・パイを奪い取る必要があります。
それどころか、奪い取られたことに心地良さを感じさせることが、大切です。
現代社会のビジネスのコツは、奪い取ったアップル・パイの羽根を、アナタの腕の中でそっと休めさせてあげることです。
ps:
あぁ・・・今日も軽くキマってしまった・・・
ちなみに、なぜ例えがミート・パイやマロン・パイではなくアップル・パイなのかは、聞かないで下さい。
post by ノリユキ at 14:06 | コメント・トラックバック(0)