伝言ゲームを阻止せよ!
intro:
周知の方も多いと思いますが、私は「坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた」という早口言葉が得意です。
ですから私の場合、仮に伝言ゲームで
「生麦、生米、生卵」
と伝えられても、必ず
「坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた」
と次の相手に伝えることにしています。
どうです?
この、何が起ころうとも自分の行動を変えないという、不動の姿勢。
そして、シンプルでわかりやすい行動規範。
私のその様な行為は、きっと多くの人々に感動を与えているはずです。
惚れちゃっても、構いませんぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
main:
この時期は、新入社員やら新人のアルバイトが多く入ってくるシーズンです。
なので今日は、新人さんに業務を教える際の注意点でもお話しようかと。
内容は至ってシンプルです。
ポイントは、1つ。
「マニュアル以上のことは教えない」
ということです。
新人さんに業務を教える際、上司や先輩が手取り足取り教えてくれます。
ただその際に、親切心から
「これは、こうするとやりやすいよ」とか
「コッチを後回しにして、先にアッチをやっておくと、早く終わるよ」とか
そんな風に、先輩達はマニュアルを超えて、やりやすい方法やスムーズに出来る方法を教えてしまいます。
特に仕事が出来る人ほど、そうする傾向が強くなります。
でも、やめてください。
個人的な親切心が、実は会社全体としてあまり良い結果を残さないことが、結構多いんです。
人は、自分なりにやりやすい方法というものを探します。
もちろん与えられた業務も、放っておけば自分なりに、簡単にスムーズに進められる方へと、その方法を変えてきます。
その人なりに、ね。
ですから、例えばアナタが教えた「応用」が、相手にとってやりやすいとは限りません。
逆に、やり難くしてしまうことだってあるわけです。
しかも、教える人が複数の場合、その応用編は教える人の数だけ違ってきます。
1つの業務のやり方を、先輩や上司にそれぞれ違った方法で教えられたら、新人さんはたまったもんじゃありません。
アッチをやれば「そうじゃない」と言われ、コッチをやれば別の先輩から「そうじゃない。教えただろ」と言われます。
人間関係も絡んでくるイヤ~な問題です。
だから余計なんですよ、マニュアル以上のことを安易に教えてしまうのは。
余計なストレスを、新人に与えてしまうんです。
でも、組織全体のこと考えたら、事態はもっと深刻です。
マニュアルを超えて、個人の裁量で業務のやり方を新人を教えてしまうのは、
「伝言ゲーム」
と同じになってしまうんですから。
仮にアナタが親切心から、新人アルバイトのAさんにマニュアル以上のことを教えたとしましょう。
でも、Aさんにとって教えられたその応用編は、基本です。
仕事に慣れてくると、教えられたその基本をもとに、更に自分のやりやすい方法に変えて、業務をするようになります。
そして半年後、今度はAさんが新しく入ってきた新人アルバイトBさんに自分流のやり方を教える様になります。
そうなるとBさんは仕事が慣れるにつれ、Aさんのやり方を自分なりにアレンジして、自分なりの方法で仕事をする様になります。
そして次に新人アルバイトCさんがくると、Bさんは・・・
という風に、どんどんと業務のやり方が変質してしまいます。
それはまるで伝言ゲームかのよう。
決められた業務のあり方は、次第に形を変えてしまい、酷ければ元の原型から全くかけ離れた別ものになってしまいます。
もちろん、企業として総合的に見ながら業務のやり方を変革していくのは「カイゼン」です。
しかし、個人がバラバラに自分の裁量で勝手にやり方を変えていくことを繰り返すのはカイゼンではなく、惰性です。
それは会社に良い影響を与えません。
業務の質が劣化していくケースがほとんどです。
しかもそれは、知らないところで会社のカラーを変えていく結果になります。
当初のやり方と今現在のやり方が変わっていけば、それは自然な結果です。
特に顧客と直接接する機会の多い業務でそういったことが起こると、顧客はそれを雰囲気として自然に察知します。
各人の業務の質が低下している・・・
おまけに従業員それぞれ、やってることがバラバラ・・・
こうなると、期待されるパフォーマンスを達成することは難しくなります。
これって、深刻です。
気がついた頃には、時すでに遅し・・・ならまだ良い方です。
こういった事態に陥っていることに気がつかずに放置されたまんまってことの方が、ずっと多いんですよねぇ。
仮に気がついたとしても、それは1から業務のやり方を従業員全員に正し直すという作業が必要です。
これ、全くゼロから人を教えるよりも、大変です。
人は保守的ですから、従来のやり方を変えられることを嫌います。
不満が残ったり、クセとなってなかなか改善されなかったりします。
そうならないうちに、新人さんに業務を教える時には、マニュアル以上のことは極力教えることを避ける必要があります。
親切心が、仇となって返ってこないうちにね。
伝言ゲームは早めに阻止する。
企業のカタチを維持するには、情報伝達の方法に、もっと目を向ける必要があります。
ps:
もちろん、新人が自分で頭を悩ませながら成長していく過程で、上司や先輩が知恵を授けたりするのは、内容にもよりますが、基本的に問題ありません。
というより、むしろそっちの方が好転する場合が多いかも。
ただ、問題が1つ。
最近は、「教えられてないから」という理由で、教えられたこと以上のことをしない人が増えています。
ま、それについては気が向いた時にでもお話しするとしますか。
ちなみに私の場合、悩みながら基本レベルから応用レベルへとハゲが進行しているにもかかわらず、誰も口を出してはくれません。
「言ったところで、何も変わらないだろ」とでも思ってるんですかね?
世の中って、世知辛いもんですぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
post by ノリユキ at 12:27 | コメント・トラックバック(0)


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