さて、これから「コンセプトライフ」でもベタ褒めしとくか

書店の新刊コーナーに、ふと気になった本が並んでいました。

鮮やかなカラーにシンプルな白抜きの文字。
ビジネス系らしくないスタイリング・・・

ふと手に取ってみようとしましたが、本の帯の文字を見て

「月並みかな」

でも、やっぱり気になって、本をパラパラっとめくってみる。
やっぱりビジネス本っぽくない。

何を伝えたい?言葉?

いや、イメージだ。
そのために踊る写真と文字の配列。
感覚、空間・・・

でも、ビジネス系書籍でそれをやっちゃうと、恐らく期待をはずされる。
だって、コンセプトと実体がかけ離れてしまうから。

カッコつけるだけなら、誰だってできる。
でも、一定以上のロジックを、感性に向かって訴えかけられるのか?

前にも似たような本、手に取ったな。
あ、サンクチュアリ。この本と一緒。
前は確かそのまま書棚に置いたはず。

でも、やっぱり気になる。
結局、自分の感覚に任せて買ってしまう。

で、読んだ感想は、

「何これ、ヤバイ。超面白い」

 

コンセプトライフ  (柴田陽子/sanctuary books)

4861139317

 

何だろ?読んでいて感じてしまう、この言い様のない軽さ・・・

軽妙?軽快?
う~ん・・・

ふわふわしてるんだけど、それは決して地に足が着いていない類の軽さなんかじゃなくて・・・

きっとセンスの良さなんだろうな。

で、この軽さが、たまらなく心地良い。
女の子が陽の当たる道の真ん中を、スキップしながら進んでく感じ。
筆者である柴田陽子さんが、とっても可愛らしく、そしてカッコ良く感じられてしまいます。

てか、うわぁ!この感想って、この人の会社のコンセプトまんまじゃんっ!

って、この本を読みながら、自分が彼女のコンセプトに巻き込まれているわけで。
そしてそれがまた、心地良くて嬉しくなってしまいます。

 

この本の筆者である柴田陽子さんは、まだ30代後半ですが、JOMOやルミネ、またマスコミに結構採り上げられる様なレストランなんかを数多く手がけてる人です。

本の内容は、育ちの良い彼女の学生時代からはじまって社会人となって働き、そしてコンセプトクリエイターとして独立した現在までを描いたライフストーリーってところでしょうか。

まあ、こう言ってしまうと月並みですが、でもよくある女社長のサクセスストーリーみたいに思っていると、良い意味で期待を裏切ってくれます。

 

でね、この本の語り口って、悲壮感なくお茶目で、そして全然説教くさくありません。
そんなサラッと感の中に、サクッとした歯切れの良さが加わって。

で、そのサクッと感が、きっと彼女の実力。

もちろん、彼女は数々のお店を手がけてきてますから、この本は単なる自分史に収まってるだけじゃなく、マーケティングやらブランディングやらにおけるコンセプトの大切さで埋め尽くされています。

彼女の場合、取り組む仕事は、きっとゼロから生み出すこと。
私の場合、彼女とは違って仕事の内容はいつもマイナスを埋めていくこと。

スタンスは違っても、割と共通点が多いと思われる仕事をしている私からすれば、彼女がサラッと言っていることでも現実にそれを実行するのは大変だ、ってことを知ってるつもりです。

ですから読んでいて、彼女のサラッもサクッも「うんうん、そうそう」って同感することばっかです。
というより、例えばターゲットを設定した後から発展させていく妄想力とそれをカタチにしていく力なんて、もう脱帽ものです。

言うは易し、行なうは難しですからねぇ・・・

 

これ読むと、多分多くの人が仕事って楽しいものなんだと感じられてくるはず。
仕事だけじゃなくて、日々の生活も楽しくなってきそうです。

同世代の働く女性なんて、きっと共感しまくりなんだろうな。
こりゃ、柴田陽子ファン増殖注意報でも出した方が良いかもね。

 

ああ・・・なんか俺、ベタ褒めですね。
なので、この本のウィークポイントを挙げるすると・・・

まずは、本に多分に挿入されている写真。
せっかくコンセプトの大切さを書いた本なのに、この写真と本の内容にコンセプトが今ひとつ感じられない。
こういった体はビジネス書ではあまり見かけないので斬新と言えばそうかもしれませんが、目先の雰囲気作りなのはちょっとねぇ・・・

やるなら、見ているこっちが、ハッとさせられるくらいのこだわりを見せて欲しかった。

もう1つは、ビジネス書と言えば、一定上のロジックやハウツーを望みがちになるけど、この本にそれは求めちゃいけないということ。
これは自分のライフストーリーを書いた本ですから、そこから何かを感じ取ってみようというのが正しい読み方ですかね。

まあ、共通点のある仕事をしている人なら、実際に成果出してる人の話なんで、ズキュンッとくる部分もあると思いますが。

 

でも、ツボにはまったというか、私の痒いところにちょうど手がいってる感じなんです、この本ったら。
この手のものって結構退屈なのが多いんですけど、この本は私にとって久々のヒット。

この本の筆者とはお会いしたことありませんから性格なんて知る由もありませんが、自分の見せ方がわかってると言うか、やっぱりコンセプト通りのイメージを読者に与えています。

わりと自分のサクセスストーリーを書いちゃ言うと、どこか品のなさを出しちゃいそうですけど、この本はそれを感じさせない。
というか、それがさも楽しいことでステキな日々なんだと思わせてしまう感じ。

ここが彼女の実力なのかもしれませんし、私が薦めたい本、特に女性に薦めたいという理由です。

ということで、この裸足のリーダーでは、この本「コンセプトライフ」を必読書に指定させていただきます。
どの本読もうか悩んだり、人生について考える暇あったら、まずこの本読んでからにしてください。

ps:

あー、でもこの記事、誉めすぎなんで、後から編集しよっと。

ps:

ということで、5月19日にこの記事は編集し直してあります。

post by ノリユキ at 18:03 | コメント・トラックバック(0)

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