器の中に住む

intro:

最近の私は、本物の“ワル”としてますます磨きがかかってきた。
そんな気がします。

以前、私は今日というこの日を

「無視してやる」

そう言った気がするのですが、一体今日という日が何の日で、しかも何に対して無視するつもりだったのかすら、全く思い出せません。
ホントびっくりする位に、今日が一体何の日なのか思い浮かばないんです。

いよいよ私も、本格的なワルへと変貌しているようです。

だから今日1日、チョコレートが貰えようが貰えなかろうが、私には全く関係のないことなんです。
痛くも痒くもありません。

だって、ワルですから。

さて理由はわかりませんが、たった今、私は猛烈に虚しい気がしてきました。
早速本題に入ってよろしいですか?

main:

人は、社会とか仲間とか家族とか、そういった集団や組織の中で暮らしています。
いわゆる“環境”という名の器です。

特に会社組織では、その器には様々なシステムや人間関係が組み込まれているわけです。

こういった器そのものを無視して、リーダーやマネジメントなどを語ることはできません。

器の中には、器にあった人しか住めないんですから。

「優秀な人材が欲しい・・・」

その様に言う経営者や管理職の人たちは多いですが、その「優秀」というのは、単に自分たちの器にあっているかどうかにしか過ぎません。

本当の意味で優秀な人材が、その組織に入ってきたとしても、器にあわなければ単なる

“異物”

にしか過ぎないんです。

 

そんな異物は、結局その組織に留まることなんてしません。
自らそんな組織を見限って器から出て行くんです。

そうでなければ、そんな異物は排除されるか潰されるかのどちらかです。

どちらも嫌なのであれば、異物は異物であることを辞めて、そんな器に順応していくだけなんです。

 

全く人材登用の意味がない。

 

けれども、器そのものがレベルが高くなれば、人材そのものもレベルアップしていくのです。

器に合わない人は去り、器に合った人が入ってくる。
そして、器に見合った人だけが残る。

私達は、日本語を話すことに、それほど苦労を強いられた意識はありません。
けれども、日本にいて英語を話せるようになるためには、人並みならぬ努力が必要なわけです。

そんな環境がありませんし。

もし英語を話せるようになりたいのであれば、英語圏の中で生活する。
それが近道の1つだってことは、誰だってわかっているはずです。

会社組織だって、あらゆる組織や集団だって同じです。

ある業界に入れば、その業界が持っている特有の言葉を使い出し、特有の行動を取るようになります。
ある会社に入れば、その会社が持っている仕事の段取りや人の付き合い方に合わせて、人は行動を取るようになります。

人は順応していくんです。

企業にとって必要な人材とは、本来それほど苦労して手に入れるものではありません。
環境が人を変えていきます。

 

そんな自分たちの“器”には目を向けず、絶えず“人”そのものを変えようとするから、人材育成に苦労をしていきます。
いくら人材育成費にお金と時間を費やしたところで、結局のところは何も変わりません。

時が経てば元の鞘。
そんな感じです。

まあ、こういった現実を、当の経営者や管理職が見えてないから怖いんですけどね。
だって、彼らの多くは今まさに、そんな器に「順応している」からこそ、その組織のその地位にいるわけですから。

ps:

こういった現状があるから、私は決してクライアントにゴマをすって近づかない。
そうやって仕事を取ると、結局は何も出来なくなるんです。私の場合。

愛想笑いしながら、体裁だけが整った仕事をしてお終い。

そんな感じが嫌なんです。
3ヶ月もすれば元に戻ってしまうような社員研修なんて意味がないですぜ。
真剣にそう思います。

post by ノリユキ at 10:40 | コメント・トラックバック(0)

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