現状の把握
intro:
「一流のワル」
いくらそう呼ばれた私であっても、なかなか出来ないことってあります。
「え!?嘘だろ?あの・・・あのワルで名の通った小林のりゆきにも、出来ない悪事があるんだって!?」
そう思った人もいることでしょう。
でも、私にだって出来ないことはあるんです。
例えば、ピンポンダッシュ。
考えただけでも、胸の鼓動が高まります。
指先の震えが止まりません。
手が震えていたら、上手くピンポンを押せないかもしれません。
いや、それ以上にダッシュした後に息切れしそうで、怖いんです。
子供の運動会で徒競走に出場するお父さんたちの様に、転んでしまうかもしれません。
痛いじゃないですか、転んだら。
転んでる間に、捕まってしまったらどうするんですか。
そんな危ない橋を渡って、一体何になるんでしょうか?
一流のワルは、そう思います。
main:
以前、私が
「人間」という字は、「ヒト」の「アイダ」って書くんだよ。
って話をしたのを覚えてますか?
人は、人との関係の中でその存在が決まるわけです。
アナタという存在は、アナタ以外の誰かとの関係の中で生まれます。
人はいつだって相対的な存在。
そんな感じです。
で、それは組織と人においてもそう。
ある組織において、リーダーとしての“ある行動”が適格だったとしても、違う組織においては通用しないことがあります。
同じ組織でも時と場合によることだってあるわけです。
仮にアナタが
「それはやったほうが良い。」
と思っていることでも、その組織によってはやらない方が良いという場合もあります。
「私ならやれる」
そう思っても、組織によっては出来なくなる事だってあるわけです。
例えば、自由闊達に社員が活動できる会社というのは、タテに風通しが良いものです。
上司に対して意見を具申できる環境であれば、上下の意見交換は活発になります。
そして、そんな時にアナタは上司にモノを言いやすい。
ところが、そんな環境が全くあり得ない会社があります。
そうなると、同じ人間でも途端にモノが言いづらくなるわけです。
私がまだ管理職として駆け出しの頃、1人の従業員の処遇を巡って、会社の他の幹部達と真っ向から対立したことがありました。
全管理職 VS 下っ端管理職の私
そんな感じです。
でも、そんな時の私に「勇気」なんてシロモノは全く必要ありませんでした。
なぜかって、それは自由に意見が言える環境だったから。
別に私が凄いとかカッコイイとかとは関係ないんです。
まあ、もちろん普段の私はカッコイイわけですが。 ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
ところがそんな私でも、別の会社でたった1人の上司に意見を述べる時、非常に勇気が必要だったことがあります。
別にその上司が怖いとか、そういうことではありません。
モノを言いづらい環境が、その会社にはあったわけです。
さて、アナタがリーダーとして、また一ビジネス・パーソンとして今後の行動を決定する場合、きちんとしたプロセスを踏まえる必要があります。
今後の行動・方針を決定するプロセスとは、
(1)現状の把握
(2)仮説の設定・検証
(3)方針の決定
となります。
リーダーとしてアナタは、この思考回路をアナタの頭に叩き込む必要があるんです。
ところでアナタは先日のアンケートに答える時に、(1)の“現状の把握”ということを考えましたかね?
先日出した課題において、その会社とは
「お前は、関わらない方が良い」
と、同期のC課長が耳打ちするくらいの組織です。
ましてや、この部長は自分の私的感情から言いがかりをつけてA君を追い込もうとしているわけです。
それがまかり通る組織なんですね、この会社は。
この部長が良い悪い以前に、こういう部長が存在する様な会社、こういう部長が育つような組織なんです。
この課題のケースで言えば、タテに風通しの悪い会社。
そんな組織にアナタはいるという“現状の把握”が必要です。
では次に(2)による仮説・検証が必要になります。
前回のアンケートでは、「上司としてA君をかばう」という意見が80%を超えました。
けれどもアナタは、A君をかばった後のことを考えましたか?
取引が失敗し、A君をかばった後、どの様な結果が待ち受けるかを想定して、アナタはその行動を決定しましたか?
この様な組織では、アナタがリーダーとして良かれと思い、A君をかばったとしても、通用しないことが多々あるんです。
いや、かばうこと自体が物凄く勇気のいることです。
そして、かばったことで災難が降りかかることだってあるわけです。
この様な風通しの悪い組織の中で、アナタがA君をかばった場合、その後どの様な展開が待ち受けていると仮定しますか?
続きは、次回にて。
post by ノリユキ at 10:40 | コメント・トラックバック(0)
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