最大の原因

先日の兵庫県尼崎市で起きた、JR福知山線脱線事故。
その惨状と原因が明らかになるにつれ、胸を痛める人も多いかと思います。

で、この事故原因について

「原因はひとつではない。」

ということが、しきりに言われています。
鉄道はその技術上、ひとつの原因だけで事故を起こす様には作られていないとのコトです。

 

ビジネスでは、様々なトラブルやクレームと常に隣り合わせです。
そして、その原因は必ずひとつとは限りません。
複数の要因で起こるケースが非常に多い。

ですから、一見して

「アイツが悪い」

と思いがちなケースであっても、それだけで結論付けてはダメなんです。

良く周りを見渡して判断しなければ、根本的な解決にはつながらないことだってあるわけです。

常に複数の原因を探る必要が、トラブルやクレームの解決につながります。

そうは言っても、ここで誤魔化してはいけないことがあります。
それは、

“複数の要因のうち、最大の原因は何か?”

ということです。

 

仮に、あるトラブルに対して、4つの要因が考えられるとします。
この要因をA・B・C・Dとします。

でも、これらはそれぞれ25%ずつ均等にトラブルの可能性を持っているわけでは、ありません。

例えば

A・・・5%
B・・・10%
C・・・30%
D・・・55%

この場合、Dの要因があるかないかで、そのトラブルが起こった可能性は大きく違ってきます。
Dの存在によって、トラブルの発生する可能性が飛躍的に高くなるわけです。

逆に言ってしまえば、

Dの要因の排除によって、トラブルの発生は極力避けられる

ということです。

“トラブルの最大の原因”

これに目を伏せて、他の要因ばかりを追求しても、何も解決には至りません。
当たり前の話です。

 

でも、言われてみると当たり前の話でも、現実には気が付かないことが多い。
で、気が付いても目を伏せるってことは、結構あるんです。
特に組織になると、なおさらです。

人間関係で・・・だとか。
対外的に・・・だとか。
色々とね。

で、最大の原因ではなく、取り組みやすい原因ばかりに専念してみたり。

でも、それって根本的な解決には全くつながりません。

取り組みやすい要因は、最大の原因とイコールでは決してありません。
最大の原因は、その排除が最も困難だったりします。

だからこそ逆に、本当に解決したい問題があるんであれば、きちんと目をそらさずにその原因の排除に全力を向けるべきなんですぜ。

post by ノリユキ at 10:40 | コメント・トラックバック(0)

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