2009年5月27日(水) [ ビジネス・おかね ]
intro:
アメリカのスターバックスはさておき、日本ではスタバやタリーズなどのシアトル系カフェが、まだまだ人気の様です。
新宿のサザンテラスを歩いてると、スタバの大きなウィンドウからは、スーツをバリッと着た20代後半の女性やら外人さんなどが見えてきます。
ノートパソコン開いて、なんとかラテを飲んでます。
おぉ!なんか、カッコイイ!
そこで私もそんな景色に混じろうかと思い、スタバの扉へと向かいます。
が、その扉が開く瞬間、ウィンドウに映った自分のハゲ頭・・・
そのまま3歩後ずさると、まるで何かを振り払うかの様に、下を向いたまま駆け出す自分がいます。
どうしたんだろ?
目から汗が流れ出てきて、止まらないよ・・・
世にも悲しく奇妙な物語でしたぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
main:
で、思うんですよねぇ・・・
そんなシアトル系カフェにいる彼女たちは、そのスタイルでドトールには絶対行かないって。
人はイメージの中の自分を、現実の中で再現してくれる場所やアイテムを好みます。
マーケティングでは、いかにイメージを売っていくかが、大切なポイントになります。
さて、前回は、ブランディングとUSPの違いをお話しました。
で、今日はこの2つを混同させちゃいけない、ってお話をします。
覚えてるかどうかは知りませんが、私は
- USPとは、相手のロジックに訴えかけるもの
- ブランディングとは、相手の感性に訴えかけるもの
という、恐らく日本人では初めてではないかと思われるほど、親切で簡潔な分類を前回しました。拍手。
で、ここでちょっと考えてください。
相手(顧客)があまり感性を求めていない業種、望んでいるのはロジックだけという業種を。
例えば、そうですね・・・
経営コンサルタントとか技術系だとか。
こういった仕事は、顧客にとって具体的な知識や技術、実績などが一番の関心どころです。
抽象的なイメージなど、それほど必要とされません。
ですから、この手の業種の場合は、相手(顧客)に対してロジックを明確にしておけば良いわけです。
USPをシッカリさせることで、周囲に対して一定の地位を築くことが可能になります。
つまり、この手の業種であれば、USPが直接ブランドを高めることに繋がっていくわけです。
でも、これが外食産業やファッション業界、音楽業界なんかだったら、どうでしょうか?
この業界が与えなくちゃいけないものって、味覚・聴覚・視覚・嗅覚・触覚に対する感覚だったり、イメージや共感です。
つまり、顧客が必要としているものは、感性なわけです。
こういったビジネスで、ブランディングを誤解して、顧客に向かってロジックを前面に押し出したら、どうなるでしょう?
先のシアトル系カフェは、青山辺りの洒落たカフェ&レストランほどの優雅さはありませんが、都会的なイメージを上手く演出しきっています。
しかし、店舗運営のシステムとしては、低価格コーヒー・チェーン店とほぼ同じです。
つまり、ロジックとしての販売戦略は、低価格多量販売の路線に乗っているわけです。
じゃあ、顧客に対して全面的にその販売戦略を押し出した方が良いですか?
「全価格20%OFF!」だとか、
「只今、100円のキャッシュバックキャンペーン実施中!」だとか、
「先着10名様に、○○をプレゼント!」とか。
店内にそんなポスターをベタベタ貼って、店先にノボリとか出しちゃいますか?
まあ、違った意味で、お客さんは来るんでしょうね。
でも、今までのお客さんたちは、もう二度と足を踏み入れない。
いわゆる、ブランドの崩壊。
皆まで言わずとも、こんなことをすれば多くのものを失います。
低価格大量販売というロジックを顧客に意識させないところに、シアトル系カフェの強みがあったわけですから。
今、とっても分かりやすい例を出してますから、「そんなの当たり前」と思ってしまうかもしれません。
でも、実際のビジネスにおいては、ロジックと感性が複雑に入り混じって求められることが、結構多いものです。
なので、目先の効果に気をとられて、知らず知らずのうちに自分のブランド価値を低めてしまうケースって、後を絶ちません。
だから、なおさらUSPとブランディングを混同しちゃいけない。
そして、それよりも以前に、
自分が顧客に対して、何を訴えかけるべきなのか?
何をやって、何をやってはいけないのか?
USPだとかブランディングだとか、そんな横文字に振り回される前に、見つめなくちゃいけない本当の部分を、しっかり見つめること。
それがビジネスにとって、大切なことです。
ps:
例えば、「安いのに、可愛い」と「可愛いのに、安い」では、天と地の差があります。
こういった違いに敏感になることが、大切です。
では、質問。
小林ノリユキは「ハゲなのに、カッコ良い」と「カッコ良いのに、ハゲ」の一体どちらを目指せば良いでしょうか?
答え:どっちも嫌だ。
post by ノリユキ at 12:30 | コメント・トラックバック(0)
2009年5月20日(水) [ ビジネス・おかね ]
intro:
最近、草食系だとか肉食系だとかが流行ってるみたいです。
「小林さんは、どっちかな?」
そう聞かれたら、私はすかさず、
「雑食系ですぜ。┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・」
と答えるようにしています。
でも、今更ながら気がつきましたが、雑食系って、なんだかとっても下品な感じがする・・・
目の前のモノは見境なく食べちゃうぞぉ!みたいな。
もう少しで私は、自分自身のブランディングを自らの手で失敗させてしまうところだった様です。
私のアンニュイでフェミニンなイメージは、何としてでも死守しなければ。
さて、私はこのエッセイを書き終えたら、アンニュイとフェミニンの意味を調べなくちゃいけませんので、早めに本文へと突入することにしますぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
main:
古今、ブランディングの重要性が語られています。
ブランディングとは、ブランドを構築することです。
おぉ!なんかカッコイイ!
でもまあ、カタカナ言葉って、実際のところイマイチよく分からないで使ってるのが、世の常です。
ホントのところ、ブランディングとは一体何のことなんでしょうか?
それについて、ちょっと最近、気になってることがあります。
ここ数年、ブランディングを解説したものの中に、
自分の会社や商品を一言(もしくは短いセンテンス)で表すとした場合に、どんな言葉を当てはめたいだろうか?
それを構築することがブランディングだ。
例えば「居酒屋ジョージは、○○な居酒屋」といった場合に、この○○を埋める特徴を作り上げること、それがブランディング。
といった感じのものを見かけることが、度々あります。
大手メーカーさんが顧客支援としてお店に配ってる冊子やニュースレターなんかにも、こういった説明がされてたりします。
でも、この手の説明を見る度に、しっくりこないんですよねぇ・・・
違うんじゃねーかと。
じゃあ、何が違ってるのか?
それをお話する前に、まずは先の説明に従って、以下のお店のブランドがどの様なものであるかを考えてみてください
(1)マクドナルドとは○○なハンバーガー・ショップである
答えられました?
多分、答えられたと思います。
前ふりですから。
じゃあ、次ね。
(2)ファースト・キッチンとは○○なハンバーガー・ショップである
さらに、次。
(3)シャネルとは○○なファッション・ブランドである
(4)ルイ・ヴィトンとは○○なファッション・ブランドである
はい、きっともう答えられなくなってると思います。
もちろん、答えられなくて正解です。
だって、先の説明が正しいとすれば、ほとんどのファッション・ブランドはブランディングがイマイチだということになりますから。
こういった考え方でブランディングを捉えていくのは、結構無理があるということが分かると思います。
じゃあ、ブランディングって何?
実は先の説明って、ブランディングではなく、「USP」の説明です。
USPとは「Unique Selling Proposition」の略で、マーケティング用語。
簡単に説明すれば、「他者に負けない自社の強み」のことで、もっと簡単に言えば、いわゆる「売り」ってヤツです。
「うちの会社の売りは、○○だ!」
と言うところを
「わが社のUSPは、○○です」
と言うことで、インテリっぽく振舞えるのが特徴です。
この売りを顧客に向かって提示できることが、USPであり、販売戦略の大きなポイントになります。
で、先の説明はこのUSPと混同してしまっているわけで、ブランディングの説明としては、ずれちゃってるわけです。
じゃあ、ブランディングって何?
実はこれを説明するのって結構難しくて、本当の意味でブランディングを分かっている人達は、みなさん色んな言い回しをされています。
そこを、あえて言ってしまえば、そうですね・・・
「らしさ」かな。
うん、「らしさ」って言う説明が、一番わかりやすくて一般的かも。
例えば、「居酒屋ジョージ」というお店が醸し出す雰囲気や顧客が持つイメージって、一言二言じゃ言い表せません。
説明しようとすると、長々と言葉を費やしていかなくちゃいけないですし、どんなに言葉を費やしても伝えきれないかもしれません。
その言い様のないイメージとか感情、雰囲気といった抽象的なものを一括りにしたもの。
それがブランドであり、それを創り出す作業がブランディングということになります。
もちろん、この「○○らしさ」の○○に当てあまる言葉は、ブランド名そのものです。
「居酒屋ジョージ」のブランディングとはは、「居酒屋ジョージらしさ」を創り上げること。
そう理解しておけば、割とイメージしやすいんじゃないかと。
もう少し言ってしまえば、
- USPとは相手のロジックに訴えかけるもの
- ブランディングとは相手の感性に訴えかけるもの
ということになるわけです。
もちろん、ブランディングとUSPは同じビジネス線上にあるわけですから、連動している必要はあります。
ブランディングの中にUSPを積極的に取り組もうとする考え方もありますし。
しかし、この2つは同一ではありません。
ですから、混同してしまうと、知らないうちに厳しい状況に追い込まれたりすることも出てきます。
業種によっては、かなり痛い目にあうんですよ。
う~んと、これ以上話すと長くなるので、次回に持ち越すことにしましょうかね。
首を長くして待ってなよ、ジョージ!
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
ps:
まあ、「らしさ」だけじゃ効果的なブランディングは難しいんですが、そこまではここで語れません。
だって、面倒なんだもん。(* ̄∇ ̄*)ゞ テヘッ♪
そういった意味で、前回紹介した本はぜひ読んでいただきたい。
想像力や感性をフルに活用して読んでもらえれば、得るもは結構多いんじゃないかと。
ただ、ロジックに対しては敏感なんだけど、想像力というかイメージが広がっていかない男性って、結構多い様に感じます。
話をしていても、女性社員は反応を示すのに、肝心の上司や経営者が、首を捻ってたりするし。
今よりももう少し広がりを持って生活してみれば、今以上に楽しく暮らせるかもしれません。
広がっちゃいけないのは、私のオデコくらいなもんですぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
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2008年10月10日(金) [ にんげん・こころ | ビジネス・おかね ]
intro:
ピーマン・ショックだか世界同時バナナダイエットだか知りませんが、ここ最近、個人のお宅から世界経済まで、その台所事情は大騒ぎのようです。
でも、一連の金融不安が一体なんだってんでしょうか?
私なんて常に、頭髪が脱毛の危機にさらされています。
金融不安が広がるずっと前から、私のオデコは広がり続けているんです。
どうだ、凄いだろ。
悔しかったら私のハゲ頭、マネしてみても良いんですぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
main:
私たちが暮らすこの世界には、「物理的な空間」と「仮想的な空間」が混在しています。
もちろん物理的空間とは、物理で支配された空間のことです。
つまり、目に見えるモノが存在する実体ある空間のことです。
木漏れ日の中、そよ風が頬を撫で、鳥の鳴き声が聞こえる。
草原を犬が走り、隣ではアナタの大切な人が笑っている。
目の前に存在する、その当たり前の世界が、物理的な空間です。
これに対して仮想的空間とは、情報空間のことです。
物理の法則から開放されているかどうかは知りませんが、感覚的に言ってしまえば、実体がなく情報のやり取りだけで構成される空間のことです。
ゲームやインターネットによって作り出される世界なんて、まさに仮想空間。
自分の頭ん中にある記憶やイメージだって、仮想空間です。
私たちは、この物理的空間と仮想的空間が混在した世界にいて、日々それが当たり前のこととして暮らしています。
しかし、気がついていなければならない大切なことが1つあります。
それは、私たちの生活の中に占める仮想空間の割合が、日増しに増大しているという事実です。
直接に人と会話することなく、1日を過ごすことが可能な社会になりました。
その代わり、メールやネット・コミュニティーを介したコミュニケーションの比率が増大しています。
実体験から学ぶチャンスが減り、その逆にあふれんばかりの情報媒体(メディア)からモノゴトを知る機会が増えました。
そしていつのまにか、現実と非現実が逆転していく・・・
現在、リアルとファンタジーの区別が曖昧になりつつあります。
そして仮想的空間での出来事は暴走をはじめ、リアルに悪影響を及ぼしていく様になっています。
友達と直接話すよりメールで会話する方が自然になり、携帯電話がないと落ち着かない人が増えました。
ネットの人に復讐するために、リアルの中に車で突っ込み、リアルに向かってナイフを振り回す人が出てきました。
しかも、自分だってネットの人であることに気がついていません。
ゲームやアニメのキャラクターにしか恋愛感情が抱けない人も沢山います。
精子と卵子の結合によって誕生した自分の生命に対して、生まれてきた理由と生きる意味が必要になる人だって、珍しくありません。
物理的に最も恵まれたこの国では、自殺者が年間3万人を超えています。
仮想空間での出来事が肥大化し暴走しはじめると、リアルに大きな被害をもたらしていく様になるわけです。
そして今この様な状況は、世界経済にも重大な事態をもたらしています。
この物理的空間において行なわれる経済的な活動を、俗に「実体経済」と呼んでいます。
例えば、ラーメン屋に行ってラーメンと餃子を注文し、それを食べる。
食べ終わったら、支払いとしてお金を渡し、お店を出る。
お店もラーメンも餃子も、モノであり実体があります。
カタチはなくとも、店員さんの接客サービスだって、実体があります。
この様に現実のモノやサービスが、お金と交換されるといった具合に、実体のある経済システムを「実体経済」と呼んでいます。
まあ、当たり前って言えば当たり前の経済システムです。
ところが、実体がなく仮想的空間の中だけ、つまり情報だけで成立する経済システムが、この世界には存在します。
それは、金融システムです。
○○銀行○○支店の口座から1万円を△△銀行△△支店の口座に振り込んだところで、実際に1万円札の実物が動くわけではありません。
単に実体のない1万円に関する情報がやり取りされるだけです。
株が値上がりしたり下がったりするのも、別にその会社のモノが増えたり減ったりするわけではありません。
「価値」という実体のない情報の基準が、その株価を上下させます。
「買いたい」とか「売りたい」といった「需給」という名の欲望が、その株価を上下させます。
金融システムとは、実体のない経済システムなわけです。
それは、大いなるファンタジー。
お金がお金を生み出す空間です。
そしてこの金融システムも今、実体経済よりもはるかに大きくなっています。
例えば日本の外食産業の市場規模は、昨年1年間で24兆円くらいです。
でも、例えば日本の株式市場は、たった1日で3兆円を超えてみたりします。
実体ある経済の市場を全部ひっくるめても、金融市場はその3倍以上の規模があると言われています。
だから今、世界中で巻き起こっている金融不安は、他人事じゃないんですよ。
リアルとファンタジーは、私たちの世界で常に混在しています。
しかし、リアルとファンタジーが逆転し、実体なき空間での出来事が暴走しだせば、必ずリアルに被害が及んでいく・・・
貸し渋り、貸しはがし、物価高、失業、消費低迷、景気後退・・・
遠い向こうの物語だと思っていたファンタジーが、リアルな私たちの生活を直撃します。
だからね、私たちはリアリティーだけじゃ、幸せになれない。
ファンタジーが肥大化しているこの世界で暮らすためには、リアルだけでなく、ファンタジーも詳しく知っている必要があります。
今、私たちに必要なのは、自分には関係ないと思っていたファンタジーを、改めて見直していくことかもしれません。
ps:
今日みたいなお話は、どちらかと言えば私のもう1つのブログ「転がる水平線」の方でやってる話題です。
が、今日はこの手の話題にあんまり詳しくない人向けに、この「裸足のリーダー」でお話して見ました。
今日は、金融システムがファンタジーだというお話をしましたが、実は現代思想的な言い方をすれば、お金そのものがファンタジーです。
ま、そんな話は気が向いた時にでもまた。
今日は、自分のハゲ頭が実はファンタジーであることを祈るばかりですぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
post by ノリユキ at 15:06 | コメント・トラックバック(0)
2008年9月3日(水) [ ビジネス・おかね ]
intro:
先日、とあるお店で素敵なしおりを見つけました。
「これ、いくらですか?」
近くの店員さんにそう尋ねると、彼女はこう答えます。
「それ、売り物じゃないんですよ」
はあ?
売ってないのに、店に置いてんじゃねーよ。
一流のワルとして巷で恐れられている私は、鋭い眼光でその店員さんを睨みつけてやりました。
私って、女子供には強いんです。
泣いたって知らないぞ。
ところが彼女、ビビるどころか、そんな私をあざ笑うかのように捨てゼリフを吐きやがりました。
「それ、無料でお配りしているんで、ご自由にお取りください♪」
あ、そっか。無料なんだ、これ。あはは。
紛らわしいぞぉ、コイツ~ぅ♪
この私を騙すなんてこの小娘、かなりの凄腕。
将来が末恐ろしいってもんですぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
main:
そう言えば六本木で働いていた元社長が以前、著書の中で「お金で買えないものはない」と言っていたそうです。
読んでないから、ホントかどうかは知らないですけど。
で、そんな言動を聞くと心温かな人たちは、「お金で買えない大切なものは、沢山あるぞっ!」なんて具合に鼻息を粗くしそうです。
お金で買えないものは、ある?ない?
あったとしたら、それは沢山?少し?
さて、一体どれがホントなんでしょう?
アナタはどう考えますか?
結論から言ってしまえば、
「お金で買えないものは、少しずつなくなっている」
というのが、この世界に対する正しい認識です。
センチメンタルな気分に浸るのも結構ですが、現実の社会はシビアです。
世の中からは、お金で買えないものがどんどんと無くなっています。
私たちが住むこの社会のシステムって、
「世の中に存在するあらゆる事象を、次々と換金化していくこと」
で支えられています。
お金で買えなかったものをお金で買えるようにしていく。
それが、この社会の仕組みです。
食事なんて、本来は自分で獲って作って食べるものでした。
でも今は、スーパーに行けば食材やら加工食品が売ってますし、飲食店に行ってお金を払えば、調理された料理を食べることが出来ます。
本来、売買とは関係のなかったはずのものが、お金で買えるようになったわけです。
また現在の飲食店では、単に食事をするだけに留まらず、飲食する空間を楽しむための演出が多様に施されています。
きめ細かな接客サービス、雰囲気の良い内装、ダイニングバー、回転寿司、ネットカフェ、メイド喫茶、猫カフェ・・・
別々のモノゴトを1つの空間に内包させて、さらに商品化していきます。
映画やテレビなんて、元々はそれ自体が存在しませんでした。
でも、人間がこの世界にあるモノをアッチから引っ張ってきてコッチとくっつけたりして、そんな娯楽を生み出したわけです。
人は社会の中で、お金と交換できるものを次々と生み出します。
これが、市場経済社会です。
ビジネスとは、世の中のあらゆる事象をカタチにすることで、お金と交換できるようにする行為だということです。
ですから、この世の中からお金で買えなかったものが、どんどんとお金で買えるようになっていきます。
それは、この社会にとっては当たり前のことなんです。
恋愛だって、今はお金で買うことで成立する側面が次第に大きくなってきています。
気に入られたい人の前では、お金を使って自分を着飾ります。
好きな相手に渡すプレゼントも、商品です。
素敵な恋愛を望むにはお金がかかりますし、その「素敵な恋愛」の具体的なイメージも、映画やら小説やら雑誌やらの商品が元ネタになっています。
現代に至っては、2次元の少年少女、つまりマンガやアニメのキャラクターにしか恋が出来ない人たちが増えてきています。
世界は産業革命の始まりと共に、全ての事象を換金化していくことで空転をし続けているんです。
だからね。
お金で買えないものと買えるものを、しっかりと見つめる必要があります。
一所懸命に頑張った大切な人へのご褒美に、ケーキを買って帰る人。
大切な子供に笑顔を与えるため、休日はディズニーランドで家族と過ごす人。
大切な人にいち早く会うために、徒歩じゃなくてタクシーで向かう人。
お金で買えないものを守るため、お金で買えないものを与えるために、人はお金で何かを手に入れます。
きっと今の世の中は、
「お金で買えないものはない」と言っても、
「お金で買えないものが大切」と言っても、
人は幸せになれません。
お金で買えないものも大切で、お金で買えるものも大切。
この現代社会の中で幸せに生きられる人って、きっとお金で買えないものと買えるものの大切さを、ハッキリと理解している人のはずです。
ps:
今日もお金で買えない素晴らしいお話を、無料でしてしまいました。
そんな自分に今、とてつもなく感動しています。
凄いぞ、小林ノリユキ。
今日も良くやった。
ちなみに、六本木で働いていた元社長が誰か分からないって人は、彼のブログでもご覧遊ばせ。
→ 「六本木で働いていた元社長のアメブロ」
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2008年5月23日(金) [ あたま・ノウハウ | ビジネス・おかね ]
intro:
今までの自分の仕事を振り返ってみると、会社の再建に関わるケースがほとんどだった様な気がします。
ここだけの話ですが、正直面倒な仕事ばっかです。
もちろん、そんな仕事ばっかりくるのは、私自身にも問題があります。
だって私のセールスポイントといったら、「小栗旬と激似」ってことぐらいしかないんですもん。
今ひとつアピール不足なのかもしれません。
「俺って実は、ブラピと双子の兄弟」くらいに吹いておけば、客受けはもっと良かったのかもしれません。
今、ちょっとだけ反省してるところですぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
main:
経営状態が悪化した会社が採る手段は、たった1つです。
それは、「収益を上げる」ということ。
そして、そのために採る方策は2種類。
「売上アップ」と「コスト削減」。
売上をアップさせるか、コストを減らすか。
そのどちらか一方、もしくはその両方を実行することで、利益を確保しなくちゃいけません。
極めて当たり前の話です。
が、その当たり前がなかなか出来ません。
企業の経営が苦境に立ったとき、よく「縮小均衡は良くない。苦しいときこそ、打って出るべきだ」なんてことが言われます。
まあ、資金調達が何とかなる様な会社だったら、それはそれで良いでしょう。
でも、多くの会社ではそういうわけにはいきません。
だって、撃って出るにも弾(お金)がないんだもん。
私の経験から言えば、経営難の会社がまず採るべきなのは、コスト削減。
現実は、そんなケースが圧倒的に多いです。
で、もちろん言われなくたって企業はコスト削減に走ります。
生き延びなくちゃいけないですからね。
でも意外に多いのが、間違ったコスト削減をしてる、ってことです。
経営の行き詰った会社って、コスト管理の感覚がズレてることが結構多いんです。
前回お話した通り、消費と投資は違います。
そしてビジネスとは、まさに投資活動。
ですから、何でもかんでもコストを削減すりゃ良いってもんじゃありません。
投資効率を考えながら、コストを配分していかなくちゃね。
例えばほら、いま目の前にあるボールペン。
これは確かに、事務用品ですし消耗品です。
が、単なる消費財とは、ちょっと違います。
仕事で使うボールペンは、商品やサービスなどを生産したり販売するための業務に付随する、必要なコストです。
ですから例えば、「コスト削減のため、10人あたりにつき3本のボールペンを使いまわせ」ってのはちょっとお門違いです。
仕事の効率が極端に落ちてしまいます。
でも、1本300円のボールペンと100円ちょっとで2本入りのボールペンのどちらを購入すべきかと言われたら?
もちろん、安い方を取るべきです。
物書きが主体の仕事でもない限り、それほど効率の差は生まれません。
で、これが投資の感覚です。
そこにどれだけのお金を投入することで、どれだけの効果が生まれるか?を考え実行することが、投資活動なわけです。
最小のお金で最大の効率を生み出すことを考えます。
だから、何でもかんでも経費を削れば良いってもんじゃないの。
あ、今のボールペンの例えって、話が極端過ぎました?
「そんなの言われなくても分かってるよ、ハゲ」とか思っちゃいました?
でも、分かっている様で、いざその状況に巻き込まれると出来ないものなんですよ、マジで。
削っちゃダメなところをガンガン削って、使っちゃダメでしょってところにお金をかけてたりする。
ホント、ビックリするくらいに、そんなケースって多いんです。
私が直面した中で最もバカバカしいケースの1つには、「地代を減らすために顧客用駐車場のスペースを半分にした」ってのがあります。
確かに経費は大幅に削減できましたが、いざお客さんをお店に呼ぼうと思っても駐車スペースが足りなくて入店者数が頭打ち・・・
大の大人が、しかもこの道何十年って言うベテラン連中が集まってやった結果がコレです。
後から私が見直したところ、もっと他に削るべきところは沢山あり、駐車スペースを削る必要なんて、全くありませんでした。
笑うに笑えない事実ですが、渦中に巻き込まれると、当たり前のことが見えなくなってしまうのが、世の常です。
私たちが暮らすこの経済社会は、激しく渦巻いています。
そして私たちは、常にその混乱の中に巻き込まれています。
だから、俯瞰してみれば当たり前に見えることが、当事者にとっては何も見えなくなってしまうのかもしれません。
そんな渦の中から抜け出すツール。
確実にその1つは、投資と消費を区別する「感覚」です。
ps:
ちなみに私は、1万円もするLAMY社の「ラミー2000 L401」の4色ボールペンを使っています。
あ、今ちょっと自慢しちゃいました。(* ̄∇ ̄*)ゞ テヘッ♪
でも、同様に私はパイロット社の100円代のボールペンも愛用しています。
何事も、ケース・バイ・ケース。
投資効率を考えながら、モノゴトを購入することが大切です。
自分の頭を使うって、結構楽しいものなんですぜ。
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
post by ノリユキ at 10:54 | コメント・トラックバック(0)
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